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愚慫空論

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『サピエンス全史』その24~科学が先か、帝国主義が先か

『その23』はこちら (^o^)っ リンク

 



事業を始めようとする現代の起業家のように、コロンブスは諦めなかった。イタリア、フランス、イングランド、そして再度ポルトガルを訪ねては、投資をしてくれそうな人に自分の考えを売り込んだ。だが、そのたびに拒否された。そこで、統一されたばかりのスペインを治めるフェルナンドとイサベルに賭けてみることにした。コロンブスは経験豊かなロビイストを数人雇い、彼らの助けで、どうにかイサベルを説得して投資を承諾させた。小学生でも知っているように、イサベルの投資は大当たりした。コロンブスの発見に導かれてアメリカ大陸を征服したスペイン人は、その地で金銀の鉱山を開発し、サトウキビやタバコのプランテーションを建設した。そのおかげでスペイン国王、銀行家、商人たちは思いもよらないような富を手にした。

100年後、君主や銀行家たちは、コロンブスの後継者たちに対してはるかに多くの信用供与を行うことを厭わなかったし、アメリカ大陸から得た財宝のおかげで、彼らの手元には自由にできる資金が前よりも多くあった。同じく重要だったのは、君主や銀行たちが探検の将来性にはるかに大きな信頼を寄せるようになり、進んでお金を手放す傾向が強まったことだ。これが帝国資本主義の魔法の循環だった。すなわち、信用に基づいた融資が新たな地理上の発見をもたらし、発見が植民地につながり、植民地が利益を生み、利益が信頼を生み、信頼がさらなる信用供与を実現させたのだ。ヌルハチやナーディル・シャーは数千キロメートル進軍したところで燃料を使い果たしてしまった。資本主義の起業家は、征服のたびに融資を受ける額が増えるだけだった。



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『ばっちゃん ~子どもたちが立ち直る居場所~』

NHKスペシャルの番組です。
1月17日に放送されたらしいですが、知りませんでした。
昨日(11月3日)に再放送があったのを観ました。



いつもは、画像をクリックするとリンク先にジャンプするようにするのですが、今回は敢えてしていません。
リンクは記事の末尾に貼っておくことにします。

番組のページある紹介分です。

去年、刑法犯罪で検挙された少年・少女は3万8921人。このうち再犯者の割合は36.4%と18年連続で増え、過去最高を記録した。格差の拡大や深刻化する貧困に伴い、子ども達が過ちを犯すリスクは高まる一方だが、ひとたび道を踏み外せば、ネット上に実名や写真がさらされ集中砲火を浴びるなど、つまずいた子ども達を支え、見守り、立ち直らせる社会の力は、以前にも増して脆弱になっている。こうした中、そんな子ども達に寄り添い、その立ち直りを支えてきた女性が広島にいる。“ばっちゃん”こと、元保護司の中本忠子(チカコ)さん82歳。6年前に保護司を引退した後も、自宅を開放し、親身になって相談にのっている。集まってくるのは、貧しさのあまり家で食事をとれない少年や、母親から虐待され続ける少女など様々。直面する問題は、現代社会が抱えるゆがみやひずみそのものだが、どんな絶望的な状況にある子ども達も、中本さんと触れあううちになぜか立ち直りの機会を見いだしていく。番組では、子ども達が中本さんとの交流を通して人生を取り戻していく過程をドキュメントする。



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【教育】が阻害するもの

当記事も続き物。
前編はこちら (^o^)っ 『霊性とディープラーニング(前編)』
         (^o^)っ 『霊性とディープラーニング(後編)』


【教育】が阻害するもの。
結論から先に行きましょう。

それは霊性です。
そして〔自分の言葉〕。
〔自分の言葉〕を抑圧された〔人間〕は、欲望が他者の欲望になってしまう。
ジャック・ラカンが言ったように。

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『サピエンス全史』その23~征服の精神構造

『その22』はこちら (^o^)っ リンク

 


ヨーロッパの帝国主義は、それまでの歴史で行われた諸帝国のどの事業も完全に異なっていた。それ以前の帝国における探求者は、自分はすでにこの世界を理解していると考えがちだった。征服とは単に自分たちの世界観を利用し、それを広めることだった。一例を挙げると、アラビア人は、自分たちにとって何か未知なものを発見するためにエジプトやスペインやインドを征服したわけではなかった。ローマ人やモンゴル人やアステカ族は、知識ではなく、富と権力を求めて新天地を貪欲に征服した。それとは対照的に、ヨーロッパの帝国主義者は、新たな領土とともに新たな知識を獲得することを望み、遠く離れた土地を目指して海へ乗り出していった。

このような考え方をした探検家はジェイムズ・クックが最初ではなかった。15世紀と16世紀のポルトガルやスペインの航海者は、すでにそのような思考をしていた。




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ブロックチェーンで見る〔力〕と〔正〕

今回も記事の出発点は『NewsPicks』からのPick.。

(^o^)っ 『ビットコインの生みの親がブロックチェーンに残した言葉とは』

ビットコインは、サトシ・ナカモトを名乗る人物によって投稿された論文に基づいて2009年から運用が始まった仮想通貨。
サトシ・ナカモトなる人物の正体は未だに不明らしいですが、その人物が最初に生みだしたビットコイン(GenesisBlock)が探り当てられていて、紹介の記事はGenesisBlockに記載されている、おそらくはサトシ・ナカモト自身の言葉を紹介するものです。

  Chancellor on brink of second bailout for banks

この言葉はイギリスの新聞Times紙の2009年1月3日の記事から取ったものだと推測されていて、グーグルさんに翻訳をしてもらうと 「首相、銀行に対する第2の救済措置を取る」

この言葉の背景には、2008年に起きたリーマンショックがあります。
金融システムが大変不安定になって多くの者が被害を被ったにもかかわらず、責任者は誰一人として処罰されるなかったどころか、救済すら受けた。


これは完全にぼくの主観です。

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“自分たち経済圏”

今、ぼくはとても上機嫌です。
探していた宝物をようやっと見つけた気分なんです。\(^o^)/


(^o^)っ
『発達障害者が働ける場を——ブロックチェーンで“自分たち経済圏”をつくる挑戦』

ようやく見つけた「宝物」です。

いつものことですが、偉そうに言わせてもらいます。
ぼくは繰り返しいってきました。

〔人間〕は絶望しないでもいい。
〈希望〉はある。
それは〔人間〕の心の問題ではなく、技術の問題である。
現代社会には、すでに〈希望〉を実現させることができるだけの技術は出揃っている。
あと必要なのは、イノベーション。
それも貨幣のイノベーション。
出現している技術を用いて、どのように貨幣をデザインして〈経済〉を造るか。

サピエンスは環境適応能力が極めて高い生物種です。
〔ヒト〕において、もっとも大切な環境は家庭。
〔人間〕においては〔システム〕、なかでも〈経済〉が最も大切な環境。

生まれたばかりのサピエンスは〔ヒト〕。
〔ヒト〕は家庭で育まれ、自立する力を養うと〔社会〕に適応して〔人間〕になる。
〔社会〕が【ハラスメント】にまみれた【社会】であるならば、家庭を営む〔人間〕はどうしても【人間】になってしまう。
【人間】が営む家庭は〔ヒト〕をうまく育むことが出来ず、【人間】を再生産してしまうことになる。

カギは〔経済〕です。
貨幣経済が全域化し、【システム】も全域化した。
〔社会〕はほぼ〔システム〕だから、【システム】が全域化すると【社会】になって、
【社会】という環境に適応する【人間】が生まれる。

そして、【人間】はそのほとんどがニューロティピカル。
〔社会〕に上手く適応できないエイティピカルは、【人間】にも上手くなることができない。
だから、現状の【システム】をブレークスルーする者はETから出てくるだろうと思っていた。

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子ども性格はこうしてできあがっていく

またしても『NewsPicks』で見つけた記事から。

今回はオリジナルの有料記事ではなくて、ダイアモンドオンラインの記事。

 『子どもの性格はこうしてできあがっていく』

アルフレッド・アドラーの心理学に基づく記事です。


アドラーは「性格」のことを“ライフスタイル”という呼び方をします。

一般に“ライフスタイル”という言い方は、「選択の可能性」を想起させます。
が、アドラーの言い方は逆で、「選択の不可能性」ゆえの“スタイル”です。

これは“動物のライフスタイル”という言い方をしてみると理解しやすい。
イヌにはイヌの、ネコにはネコの、ウマにもウシにも、それぞれの身体がある。
それぞれの身体に基づいた生存戦略がある。
身体性を基盤とした生存戦略に沿った行動様式は、動物の場合は“本能”と言われます。

そう、アドラーのいう“ライフスタイル”とは、サピエンス以外の動物においては「本能」です。
サピエンスの場合、他の動物で観察されるような本能はないように見える。
でも、動物と同様の機序は働いている。
つまり、生存戦略によって獲得した行動様式。
それは一般に“性格”と呼ばれる。

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マル激トーク・オン・デマンド・選挙特番



選挙前に放映された番組なのでイマサラ感が....。

前半の最高裁国民審査についてはありますが、後半はないんですねぇ。
いろいろと考える材料を提供してくれて、面白いです。

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『サピエンス全史』その22~「成長」を強いるもの

『その21』はこちら (^o^)っ リンク

 


帝国を建設するにも科学を推進するにも絶対必要なものが、お金だ。とはいえ、そもそもお金とはこうした取り組みの最終的な目的なのか、それとも危険でありながら欠かせないものにすぎないのか?

経済が近代史において果たした真の役割を把握するのは容易ではない。お金によってかずかすの国家が建設され、滅ぼされた。新たな地平が開け、無数の人々が奴隷と化した。産業が推進され、何百もの種が絶滅に追いやられた。その経緯については、すでに多数の書物が書かれている。だが経済の近代史を知るためには、本当はたった一語を理解すれば済む。その一語とはすなわち、「成長」だ。良きにつけ悪しきにつけ、病めるときも健やかなるときも、近代経済はホルモンの分泌が真っ盛りの時期を迎えているティーンエイジャーのごとく「成長」を遂げてきた。目についたものを手当たり次第食い尽くし、みるみるうちに肥え太ってきたのだ。



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Josef Krips/Mozart - Symphonies 21-41

音楽の話題を (^_^)/



ヨゼフ・クリップスの指揮でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏するモーツァルトの交響曲たち。

ネットいうものは本当にありがたいと思います。
こんな音楽に出逢えるなんて。


クリップスの名前は知ってはいました。
最晩年にモーツァルトの交響曲を録音したことも。
それが、なかなかの演奏だということも、聞いていた。
というか、どこかで見た。

でも、興味はそそられなかった。
クリップスはメジャーな指揮者ではなかったから。


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Author:愚慫
“愚樵”改め“愚慫”と名乗ることにしました。

「空論」は相変わらずです (^_^)

      

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