愚慫空論

忖度/guess/ゲス

「忖度(そんたく)」という言葉が話題になっているようです

「森友問題」 いえ もう 「籠池劇場」というべきでしょう





あ 上の動画は貼ってみただけだから 見なくていいです
でも ちょっとつまみ食いしてみてるのは面白いかも

なかなか大したもんですよ 籠池さん (^o^)
これはこれで大変立派だと思います
とってもゲスな振る舞いだけど (^_^;)




大阪・森友学園・籠池理事長の国会証人喚問へと至った一連の現象は

 「森友問題」

と呼称されています

多くの識者が指摘しているところですが
「森友問題」は 確かに問題はあるけれども
国を挙げて大騒ぎするほどの問題ではない
貴重な国会の審議時間をそんな問題に割くのは 愚かしい選択です

その選択を主導したのは 野党です

実のある審議をせよといつも政権与党を攻撃するくせに
自らの身は正せないという

まあ とにもかくにも 「森友問題」は国会で取り上げられていて
そこでの問題の核心は 

 忖度(そんたく)

だということに焦点が定まってきた感があります

公務員による安倍首相夫人ひいては安倍首相への
忖度はあったのか なかったのか
忖度を超える「関与」があったのか なかったのか
あったとして それは法的に問題があったのか なかったのか


そんなわけで 忖度 という言葉が話題になるわけですが
この言葉を英訳するのが難しいということも話題になっています

「忖度」についてGoogleさんに尋ねると 

 “conjecture”
 “guess”

という答えが返ってきます

この2語の微妙なニュアンスの違いは ぼくなどにはわかりません

 “guess” → ゲス

が 音感から適当だなとww


まあ これは冗談ですが けれど 瓢箪から駒とでもいうか
案外 核心を突いていると思います



籠池理事長は 国会に呼ばれ 偽証罪に問われることもある証人喚問を受けました

ここからは 一連の現象ではあるけれど「モード」が変わったと思います
主導が野党から与党へと変わった
そのことによって権力濫用の色彩を帯びてきた



さすがは神保さん 「モード」が変わったことには敏感です

これまで森友学園の籠池泰典理事長の参考人招致を頑なに拒んでいた自民党は、籠池氏が「昭恵夫人を通じて安倍首相から100万円の寄付を受け取った」と発言したとたんに一転して籠池氏を証人喚問することを決定した。その理由は総理を侮辱したからだった。

 そして、国会が森友学園問題の追求に事件とエネルギーを割き、世間の目がそこに集中する間にも、国会の委員会では日本の将来に大きく影響を及ぼしかねない重大な、そして大変問題の多い数々の悪法の審議が着々と進んでいることも、われわれは忘れてはならない。

 証人喚問で籠池理事長が語った内容やそこで明らかにしたファックスなどの証拠の数々に対する評価は、いろいろあるだろう。疑惑は疑惑として、解明するべきだ。

 しかし、その前にまず国会が民間人を「総理を侮辱した」との理由で証人喚問まですることの是非は、厳しく問われなければならない。はっきりいってこれは異常だ。



こちらの動画は無料で視聴できますから ぜひ


ぼくは思います

「モード」が変わった 事件の本質が変わった
ならば呼称も変えるべきです

「アッキード事件」はダメです
悪意が籠もっていることもありますが
いずれにせよ 主導しているのは安倍昭恵さんではない

いえ 主導者はいないんです
「モード」を転換させたのは乱暴な証人喚問を決定した竹下自民党国対委員長
でも 主導者ではない
日本社会によくある風景ですが 主導者はいない
いないけれども ある一定の方向へ進んでいく

そうした現象が ネットが発達した現代では可視化されています
だとすると 「劇場」 という名称がふさわしい

 籠池劇場

あるいは

 籠池・安倍劇場

とでも呼ぶべきでしょう 


籠池・安倍劇場の本質は ゲス です
そう 昨年 ゲス不倫 と言われて話題になった あの「ゲス」です

 ⇒ 愚慫空論『「ゲスの極み」に草生えるw』

あれも「劇場」を用いて呼称するなら 「川谷・文春劇場」でしょうか
ベッキーは被害者です
安倍昭恵さんも もしかしたらそうかもしれない
彼女は彼女で 善意の人 であることは間違いなさそうだし

劇場の主役がいずれも 「傾き者」 だというのも同じ

 > 異風を好み、派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たち

常識を逸脱した者が叩かれるという構図も同じ

ただ 「森友問題」から「籠池・安倍劇場」へと「モード」が変わってからは
「叩く者」が入れ替わりました

「川谷・文春劇場」「森友問題」では 叩く者は いわゆる「世間」だったんです
野党が叩くと言ったって それは背景に世間があるから
野党が世間に忖度して 国会で叩くという構図

「籠池・安倍劇場」は違います
「叩く者」は権力者に入れ替わった
これは大きな問題です


民主主義社会においては 権力者はつねに「叩かれる者」でなければならない
これは〔ヒト〕としての本性に矛盾する不自然だとぼくは思いますが
そうでないと民主主義という〔システム〕は維持できません

「森友問題」を「籠池・安倍劇場」へと切り替えた主導者たちは
どうやら 民主主義という〔システム〕を維持しようとは考えていないらしい

そのことは 乱暴な証人喚問になった理由としては合理的ですし
紹介したビデオニュースドットコムの動画で指摘されている

 >国会の委員会では日本の将来に大きく影響を及ぼしかねない重大な、
 >そして大変問題の多い数々の悪法の審議が着々と進んでいる

ことへの合理性を裏付けます



余談ですが 「忖度」の適切な和訳を考えてみました

一語で言い表すことができる英語のイディオムがあるなら プロは苦労しないはず
苦労しているということは ふさわしいイディオムが存在しないということなのでしょう

「忖度」は あちらの人たちがいう “animal communication”の類いだと思います
それも 自身の「立場」を慮っての 独りよがりなもの
独りよがりだけれど そのことを容認している世間的な構造があるから “animal”
とすると 
 
 animal communication to consider position of myself

どうかなぁ?

もともとの忖度は for position of myself  ではなかったはずですが...


またもや余談ですが 
「忖度」」を考えるのには「立場」という概念は欠かせないと思います



本書の第4章 『「役」と「立場」の日本社会』における考察が 有効だと思います

すでに漱石に関する議論で見たように、「立場」に該当する英訳としては、situation, position,standpoint, viewpoint, stance などいろいろあって、ピッタリ当てはまる言葉がありません。

つまり「立場」は翻訳後がないのです。漱石の用例から明らかなように、それは伝統的日本語と複数の英語の訳語とが統合された、新しい用語です。ところが「立場」は論文のタイトルなどにもよく出てくることから明らかなように、学術語として認識されています。これは、近代学術用語としては、珍しいと私は考えます。



もし「立場」に適切な訳語があるのなら 「忖度」の説明は

 “communication for 立場”  

で済むのかもしれません


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