愚慫空論

トランプ大統領...


最近、小林よしのりさんに注目しています。

注目しだしたきっかけは、宮台真司さんと絡むようになったから。
 なんだかんだいって、宮台さんは注目しています。

こんな本が目にとまって読んでみたんですね。
 目に留まって買ったはいいが、読んだのは最近なんですけど。 


感心はしませんでしたが、まあ、言いたいことはわかります。

それから、小林さんにわりと共感するのは、天皇制についての発言です。
 "保守”ですね。
   賛同するかどうかはともかく、考え方にスジは通っていると思います。

また、こんな本も読んでみました。



これにはかなり感心しました。
 小林さんの根っこにあるのは「反抗心」なんだと思いました。
  僕と同じ七種体癖かな、とも。笑。

権威に屈するな――。
 それは正しい。
だけど、そういう小林さんが権威になりつつある。
 その矛盾を感得してはいるようだけど....

いろいろ思うところはあるにせよ、小林さんの考え方、感性は、
 時代の半歩先を行っている
  ――というのが、今のところの所感です。
 だから、注目しています。

トランプ大統領誕生のニュースについても、小林さんはどう考えているのかな?――と。

こんな感じのようです。

 (^_^;)つ 『トランプ大統領誕生、愉快だな』

 グローバリズムは終焉?
   んなわけ、ないでしょ。

確かに、今回の結果はグローバリズムへの反発です。 
 僕とても、現状のグローバリズムという名のアメリカリズムには反感を持っています。
  だから、その部分は共感します。

だけど、共感とは区別して考えなければならないことがある。

グローバリズムは必然です。
 グローバリズムという体制が出来上がったからこそ、アメリカリズムがあった。

アメリカリズムに、アメリカそのものが反発することは愉快です。
 でも、アメリカリズムとグローバリズムを混同してはいけません。

グローバリズムは技術の進展によって出現した〔システム〕です。
 技術の進展は人類史の必然ですから、グローバリズムも必然。
  必然に反感を抱くのは、保守の一つの在り方ではありますが、
   とくに「反動保守」と言います。

小林よしのりさんの天皇制に対する発言は
 真正保守だと思います。
  女系になっていくという歴史的必然を踏まえた上で
   天皇制を保守しようとしている。
    だから、共感します。
  
  必然を無視して反動に墜ちている連中に対する批判も痛快に感じます。

だけど、経済体制については、小林さんは反動保守だと思う。


反動は、良い結果をもたらしません。
 なぜかというと、【怨】の発露かだからです。
  トランプ大統領誕生は、
   かつては繁栄を満喫したアメリカ中産階級が
    没落を強いられた結果による【怨】。
   宮台式で言えば「感情の劣化」です。

【怨】や「感情の劣化」は、それを晴らすことができれば、一時的には愉快です。
 だけど、良い結果はもたらさない。


繰り返します。
 グローバリズムは歴史の必然です。
  必然の秩序なんです。

使い古された例えで言いますが、
 秩序とはリヴァイアサンという怪物です。



トマス・ホッブス著『リヴァイアサン』の、有名な口絵です。
 ここでは「リヴァイアサン」は王制という形をとっています。
  つまり、歴史ということです。
   歴史の一場面です。
 かつては王制という技術的つながり方をしていたということです。

今日では、王制ではなく、グローバリズムがリヴァイアサンです。
 王制からグローバリズムへの歴史的変化は、
  つながりの技術の変化の結果です。

リヴァイアサンは怖ろしい怪物ですが、効用があります。
 より怖ろしいベヒモスという怪物を抑え込んでいる。

リヴァイアサンもベヒモスも、ともに聖書に登場するバケモノだそうです。
 リヴァイアサンが秩序の例えなら、ベヒモスは無秩序の例えです。

【怨】や「感情の劣化」が召喚する怪物は、ベヒモスでしょう。
 直観ですけどね。

リヴァイアサンが退けられて、ベヒモスがやってくるかもしれない――
 杞憂で済めばいいし、そのように祈りますが、楽観的ではいられない。
  愉快にはなれません。



ベヒモスを制御するには、剥き出しの暴力が必要になってくるでしょう。
 剥き出しの暴力の制御には、より粗暴な権威が必要になるはずです。

権威に屈するな、は確かに正しい。
 だけど、より正しいのは屈服を要求するような権威を呼び出さないことのはず。

権威への反抗を正義としてしまうと
 その正義を全うするために、
  より強力な権威を呼び出したいという願望を抱きかねません。

小林よしのりさんの言う「愉快」に、僕は、そのような【願望】を感じてしまいます。
 そして、それが「時代の半歩先」だとしたら――。

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