愚慫空論

『PSYCHO-PASS サイコパス』


またしてもフライングなエントリー。


第4話まで視聴。

原作は『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄がメインライターとのこと。
 なるほど、ね。


  深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている――

「怪物と戦う者は、その過程で
   自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。」
  に続く、広く知られたニーチェの言葉。

 作中に出てきますが、このアニメ作品を言い表すのにピッタリだと思いました。


ストーリー設定の説明をWikipediaから拝借。

舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」(以下シビュラ)が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。

その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた 。

そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた 。



強大な警察組織が厚生省管轄というところが嫌らしい。
 「健康」という社会観念が数値化によって強化されてしまうと
   そういうことにもなりかねません。


当作品の設定で特筆すべきは
 「犯罪係数」の元になる「PSYCHO-PASS」の【濁り】は
   伝染病のように他人に感染するものとされていること。

これはフィクショナルな「設定」ではありません。
 フィクション作品の中の、非常にリアルな設定です。
【濁り】は、僕の言葉でいえば【毒】や【怨】に相当します。


公安局の刑事にはヒエラルキーが存在します。
 【濁り】の少ない監視官。
 【濁り】の多い執行官。

執行官は「犯罪係数」が規定値を超えた「潜在犯」でもある。
 潜在犯だからこそ、他の潜在犯のことがよくわかる。
  ゆえに、適性に「管理」されるなら、犯罪捜査は効率よく進む。

その管理を担うのが監視官。


監視官の執行官への接し方には2つの選択があります。

1は、管理という職務に忠実であること。
 ゆえに執行官にも与えられた職務に忠実であることを求める。
犯罪係数は伝染する。
 が、互いに職務に忠実でいれば、伝染は避けることができる。

2は、人間であることに忠実であること。
 同じく近未来を描いたアニメ作品『攻殻機動隊』の台詞で言うなら
  「ゴーストの囁きに委ねる」
 
もっとも、2のキャラクターとして登場する常守朱(つねもり あかね)は
 新米監視官で未熟な存在。
  なので、「共振」に陥りやすい。


さて、どのようにストーリーが展開するのか。
楽しみです。


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