愚慫空論

「前例なき」フクシマ

これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。

というような、ヒジョーに前向きな発言をなさったのは ↓


人間の身体が持つ対する抵抗力が、個人個人の「気分」によって左右されるというのは事実としてあると思う。“笑う門には福来たる”ではないが、常に上機嫌の人は抵抗力が高い。それを裏付ける科学的な研究もあるとは聞く。

しかし、それを根拠に気分だけ盛り上げれば、放射線被曝から身を守れるというのなら、それは科学者の自己否定だと思うのだが。

まあ、いい。とにかく気分は「大切」である。どんなときも常に前向きであるべきだ。福島は「前例」なきフクシマであり、ピンチはチャンスなのである。

さて、そのフクシマで、またもや「前例」なきプロジェクトが始まろうとしている。


これもまた凄い試みだ。東電には何としてもこの試みを成功させてもらわなければならない。成功の暁には、東電には明るい未来が拓けてくる――と、考えてはいないと思うが、もしそうなら...

いついかなる時でも前向きであることは、賞賛に値する。それはいい。だが、多くの犠牲を払って前例のない凄いプロジェクトを成功させたとしても、それは巨大な負の遺産が少しばかり解消されるだけに過ぎない。逆にもし失敗すれば、最悪、「日本はオシマイ」である。

そんなものを、たかが金儲けのために...。

そんなにカネが欲しいのなら、いっそのこと全部くれてやればいいと思う。もちろん、前向きにプロジェクトを成功させてくれればの話だが。そして残った我々は、独自に自分たちで貨幣を作ればよいのだ。

カネの亡者たちは、使い物にならなくなったカネを抱えてあの世へいけばよい。わざわざ我々が送り出してやるほどのこともない。

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