愚慫空論

大根の煮汁が美味かった

先日、三日間の断食を敢行した。その切っ掛けになったのが、アキラさんのこちらの記事。

 一気に若返る 前編
 一気に若返る 後編(断食後の注意)

3日ほど食事を断って宿便を出す。これをデトックスと言ったりすること(他の方法のデトックスもあるらしい)、また断食道場といったような施設も存在すること。知識としては以前から知っていたし、一度、実行してみようとは以前から思っていた。その効用についても知ってはいた。

だからアキラさんの記事を特に目新しいとは感じなかったわけだけれども、切っ掛けというのは必ずしも「新たに知ったから」ではないわけで。「改めて知る」ことだって十分にきっかけにはなる。アキラさんの記事を読んだとき、私が思ったのは「時期が来たな」ということ。

始めたのは19日の木曜日から。この日は仕事で、朝食を食べ、現場で弁当を食べた。帰宅してから夕食前に後編をみて、今から始めようと決めて、夕食を食べないことにした。夕飯はカレーの予定だったらしいが。

この決断は、翌日から雪で仕事が休みになるだろうという予測も後押ししていた(私の場合、仕事の性質上食べないでいるのは危ないというのもある)。実際、20日からずっと休み。腹もひもじいが懐もひもじい。

3日間の断食は、さほど辛くはなかったというのが実感。はしかに腹は減ったし、「はらへった、はらへった」を連発してはいたのだけど「喉から手が出る」なんてことはぜんぜん。さすがに妻が食事をしているときには一緒にはいなかったが、近所の妻の実家では(雪掻きをしにいったついでに)一緒にお茶していたし、その帰りにスーパーへ寄ったりもしたけれど、特にどうということはなし。でも、アキラさんの記事にある「一日半も過ぎれば“なんで食べてるの”になる」というのはなかった。食べているのを見ると、美味そうだなとは思った。そして、食べられるのに食べないというのも贅沢な話だな、と。

3日、というより72時間の間、口にしたのは水分。といっても水や野草茶ではなくて、基本的に飯山式の米とぎ汁乳酸発酵水。それにリンゴジュースを混ぜて飲む。1日1リットルは飲んだ。それと、これも飯山式の豆乳ヨーグルト。朝、これだけは食べた。

その所為かどうかはわからないけれども、「排出」の方は思ったより早く始まった。21日の朝から、いつもとは明らかに様子の違うものが、少しずつだけれど出るようになっていた。本格的に出るようになったのは、アキラさんの記事の指南通り72時間後、すなわち22日の昼過ぎに水を大量に飲んで(乳酸菌水)、梅干しを4個食した後。そして大根の煮汁を飲んだ。

ビックリしたのは、この煮汁の美味さ。ただ大根を煮ただけなのに、その甘さといったら! これは断食の効果だろう。しばらく煮汁を飲み、大根を食べて出す。22日の夜、23日の朝はそれで過ごした。昼は暖かいソーメン。夜は大根+豆腐。「排出」の方は、22日には大方終わったようで、23日はほんの少し。

24日は朝は大根+豆腐。あと白菜の漬け物。昼はそば屋へ行く。ざるそば大盛りに、大丈夫かなと思いつつ、とろろご飯を少し。アキラさんの記事にはしばらく米は避けた方がよいとあったから。が、ぜんぜん平気そう。で、夜は思い切って鳥鍋。ブラスおじや。まったく問題なし。この日、「排出」は、朝かなり柔らかいものが出たのみ。

25日朝、もう通常通りの「排出」。それで通常通りの、パン食。ソーセージも食べた。昼は米食。夜はお好み焼き。もちろん、肉の乗っかったやつ。本日26日、朝の「排出」異常なしで、通常通りの朝食。

以上が経過だが、アキラさんの記事よりも「リハビリ」がかなり早い。3倍かけて元に戻すということだったらしいが、3日の断食が3日で通常復帰。これは乳酸菌水の威力だろうか。それとも個体差か。あるいは、単なる断食でデトックスになってないか。

実はデトックスの効果というのがあまり実感は出来ていない。特に頭の方は変ったような気がしない。もっと冴えるかと期待していたが、残念。お腹の方は、正月から引きずっていた食べ過ぎ感はまちがいなく解消。が、特に調子が良くなったという感じはない。ただ、味については鮮明になった感はある。食べるのが楽しみになったし、美味しくなった。

今晩はカレーの予定だが、美味いだろうな。楽しみ(笑) 


断食中の空腹感について書き足しておこう。これはなかなか面白い体験だった。「冬の枝打ち」に似たような感覚があるような気がした。消化器官が動かないことで聞こえてくる、その奥の気配のようなもの。

 冬の枝打ち

ただ、それは「冷え寂び」と呼ぶのは似つかわしくない。私は『冬の枝打ち』で「冷え寂び」を自身の「氣の反射」だと表現したが、空腹感の奥に感じられたものは比喩的にであれ「反射」というわけにはいかない。直接自身の身体から感じられるものだから。「感覚への感覚」とでもいえばいいか。が、まだよくわからない。

この感覚へは再び出会いたいと思う。が、のめり込むのは明らかに危険。また1年後くらいかな。


コメント

断食

デトックスの意味でしたのではありませんが、独身の頃に1回だけ断食を3日間したことがあります。
私は初日が本当に辛かったです。でも2日目は慣れたのか、そうでもありませんでした。
今は、デトックスの意味で断食をしてみたいなって思うのですが、子ども達の食事を毎日作らなければいけないことを思うと、とても断食をする勇気がありません。
ただ、その大根の煮汁の美味しさを味わってみたいとは思います。
体がきれいになって、野菜本来の美味しさが堪能できるのでしょうね。

お疲れさまでした

>(私の場合、仕事の性質上食べないでいるのは危ないというのもある
<
こういうの、意外と重要ですよね。

経過を見ていると、愚樵さんの場合は、元々それほどデトックスが必要な状態ではなかったみたいですね。

「感覚への感覚」という感じ、分かります。
断食ではなかったんですけど、極力食べないでいた時期があって、そのときに多分これと同じようなものを感じていました。
この感覚、というか敏感さというべきか、とりこになるんですよね。
これが分かってしまうと「満腹の不快感」の何と不快なことか! と思います。

これを感じるようになって初めて、僕は野口先生の言う「空腹の快感」ということが腑に落ちました。

敢えて断食の必要はないかも

・愛希穂さん、おはようございます。

若い頃の断食って、ダイエットかな(^o^)

今回やってみてわかったのは、断食は当人は好きでやるからいいんですけど、少なからず周囲に迷惑をかけるということです。お茶するだけでも気遣いさせてしまいますし、家内も気を遣いながら食事をしてました。うちは夫婦2人だけなので、食事の支度が楽でいいやって喜んでいたところもあるんですけど、子どもがいるとそうもいきませんよね。

が、断食はあくまで目的がデトックスですから、そう考えれば断食はひとつの方法であって別の方法もある。後のコメントでアキラさんが私はあまりデトックスの必要がなかったかも仰っていますが、それが正しいとするなら、それはおそらく普段の食生活の結果だと考えるのが順当なところでしょう。そして普段の食生活をプロデュースするのが主婦の役割であるなら、ここは腕の見せ所ということになるのではないでしょうか。デトックスの必要がない食事を子どもに与えるのは大切なことですよね。特にこのご時世では。免疫力におそらくは影響する。

私の場合、特に意識して自然食品を摂っているというようなこともないのですが、加工食品はほとんど摂りませんね。美味しくないんです。どこか濁りがあるように感じる。だから好きじゃない。昔はそうでもなかったんですが、田舎暮らしをしている間に自然にそうなってしまいました。

そういえばこんな記事も書いてます。
http://gushou.blog51.fc2.com/blog-entry-111.html

ただ、大根の煮汁の鮮烈な甘みは断食後でないと味わえないかもしれません。普通に大根を調理する場合には、ゆでこぼして捨てるところなんですよね。でもそれが美味しかった。ちょっとしたご褒美でした。

やばい

・アキラさん、おはようございます。

元々デトックスの必要がなかったなら、それがわかっただけでも収穫です。

でも、やっぱりまたやってみるつもり。

この感覚、というか敏感さというべきか、とりこになるんですよね。

これこれ、これです。やばいんです(^_^;

「満腹の不快感」の何と不快なことか!

そうなるでしょうね。今、朝食後にこのコメントを書いていますが、お腹のあたりに不快感がある。以前はこの感覚は安心感を伴った快感だったはずなんですがね。今は少し違う。困ったことだ(苦笑)

こんにちは。
断食はダイエット目的ではなく、祈りに専心しようと思ってしました。
当時、どうしても祈らざるをえないことがあって・・・。

>デトックスの必要がない食事を子どもに与えるのは大切なことですよね
そう思います。普段の食生活は、愚樵さんと同じように、加工食品はなるべく取らない。
料理はあまり得意ではありませんが、毎日口にするようなお米と、調味料にはこだわっています。高価なものではなく、お米は子どもが玄米が苦手なので、5分付米にしたり、お味噌とかお醤油などは発酵期間が最低1年はあるものとか、お砂糖は白砂糖は使わないとか。
食生活は大事ですよね。

失礼しました

・愛希穂さん、こんばんは。

若い女性で断食というと、すぐにダイエットと連想してしまう浅はかさ。失礼しました。そうですね、3日はよほどの理由がないとキツイですね。特に若い頃は。
(まあ、ダイエットがよほどの理由という方も多くおられるでしょうが...)

毎日口にするようなお米と、調味料にはこだわっています

こちらも失礼いたしました。みなさん、それぞれに考えておられるんですね。

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