愚慫空論

政策論争なき政策争い

民主党代表選、候補者が出揃ったらしい。

構図は結局のところ、小沢vs反小沢。これはマスメディアも盛んに報道するところ。
が、いつものことだが、マスメディアは肝心なことを報道しない。
この対立構図の本質は「政策を巡っての争いである」ということ。

マスメディアは、この対立を自民党時代の派閥争いと同一視する。
そして小沢を悪者に仕立てようと、「各種世論調査では前原人気」などと宣伝する。

たしかに、政策争いであるにもかかわらず、政策論争は一切ない。
なぜか。その理由は実に簡単。
民主党が政権交代を成し遂げた09年衆院選時のマニフェスト、これを守るか否かの争いだから。
つまり、指標となる政策はもうすでにはっきりしている。
はっきりしているから政策論争の必要がないだけ。
こんな簡単なことをマスメディアは報道しない。

とはいえ、派閥争いの一面は確かにある。
その原因は、政党としての明確な政策をなんらの政策論争もなく放棄し、小沢排除の論理のみで政権運営が進められていたからだ。マニフェスト放棄は単に小沢排除の副産物でしかない。
ゆえに、小沢陣営がマニフェスト回帰と明確に政策を掲げるほどに、派閥勢力争いの構図へと帰結してしまう。

が、民主主義とは本来そういったもの。政策争いと勢力争いが同一の構造へと帰結するものである。
ただ、それは政策論争を通じて国民に明示されなければならない。でなければ民主主義ではない。
小沢が主導した民主党はそれをやり、政権交代を果した。
菅・仙石・岡田を中心とするグループは、政策論争なしに勢力争いをした。反民主主義だ。
そして前原は、この路線を継承すると目されている。

すなわち、今回の民主党代表選は、民主主義vs反民主主義の勢力争いなのである。
それを反民主主義側に立ってマスメディアが応援している。
これでは政策論争などする余地がないのは当然の理であろう。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://gushou.blog51.fc2.com/tb.php/504-37efe50c

地震でバージニア州ノースアナ原発(ベント)水蒸気放出

『米原子力規制委員会(NRC)が原発非常事態「警戒」宣言』 8月23日米バージニア州を震源とするM5・8の地震発生を受けて、震源から約20キロの距離にあるノースアナ原子力発電所(2基)で外部電源が全て喪失。 原発は自動停止してディーゼル発電機が起動した...

科学と「新時代の信仰」時代の風東京大教授・坂村健

『毎日新聞コラム「時代の風」の胡散臭い主張』 『戦争は、希望』との刺激的な言葉で一時は注目を浴びた31歳のフリーターが手を変えて『反原発は、非科学的』との印象操作に励んでいる。 今回は坂村健東大教授の御用学者が『戦争は希望』のフリーターと同じ非科学的...

 | HOME | 

 
プロフィール

愚慫

Author:愚慫
“愚樵”改め“愚慫”と名乗ることにしました。

「空論」は相変わらずです (^_^)

      

最近の記事+コメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

QRコード
QRコード