愚慫空論

幻想の行方

池田信夫ブログ:『「ネット世論」という幻想』

今回の代表選についていえば、小沢氏の出馬を「あいた口がふさがらない」(朝日社説)と露骨に否定するマスコミの強いバイアスをネット上の議論が牽制する役割を果たしたことは事実だろうが、それ以上ではない。選挙結果で明らかなように、日本では「ネットが政治を動かす」などという状況には、よくも悪くもなっていないのだ。


日本ではいまだ「ネットが政治を動かす」などという状況にはないという指摘には頷かざるをえないとしても、 「ネット世論」を“幻想”と表現することにバイアスを感じるのは私だけだろうか。

現在の日本の政治状況は、どう見てもよくない。閉塞感が漂う。これは「ネット世論」固有の意見ではなく、広く日本国民が共有する感覚のはず。経済でいうならデフレである。

池田信夫という人物はリバタリアンらしいが、リバタリアンがデフレからの脱却法として提唱するのは規制緩和とイノベーション。既得権益の枠を廃して自由な競争を促進し、イノベーションを促す。そうすることで経済は活力を増し、結果として雇用も促進されると主張する。

日本の政治に必要なのも、規制緩和とイノベーション。

小沢一郎を支持した「ネット世論」が求めているのは規制緩和。マスゴミの既得権益である記者クラブの解体。国益捜査と冤罪をなくすための取り調べの可視化、etc。

そしてイノベーション。イノベーションを起す活力があるのはどこか? マスゴミや官僚組織にその活力があるとは言うまい。あるとすれば「ネット世論」であり、政治主導を推進しようとする政治家であろう。

コメント

デフレ時は新自由主義ではなくケインズ

池田信夫の説は何時でも話が正反対で、逆が正解である場合が多い。
多分今回も同じですよ。
池田信夫の新自由主義の『規制緩和とイノベーション』ですが、基本的サプライサイド(生産側)しか眼中に無いのですね。
景気が悪いのは生産側に問題があるからで『良いものを易く提供しさえすれば良い』とのユニクロ経済学ですが、これをやったら失われた20年が出現したのです。
当たり前で、『生産側』の改革だけで解決するのは生産側に問題がある発展途上段階の国々例えば中国などであり、日本など先進国は生産にはまったく問題が無いばかりか、もともと世界最高水準なのですよ。だから先進国であるのです。
先進国の不況とは基本的に生産側ではなく『消費側』にこそ不況の原因があるのですから、『規制緩和とイノベーション』の生産効率だけを高める新自由主義は、『やればやるだけ悪くなる』のは当然の道です。
経済が消費と生産の左右の両輪で成り立っているとの基本構造がさっぱり解っていないのです。
悪くなるのが最初から判っている新自由主義よりも、ばら撒きだとの悪評がある、無駄を承知で無理やり消費を喚起する(消費側に注目した)ケインズ政策の方がまだしもデフレの解決方法としては正解に近いでしょう。

ネット世論ですが反戦塾に面白い記事がありました。
高松宮など国家中枢にも届いていた近衛文麿の秘書官で大阪警察局長をつとめていた高村坂彦氏のレポートで国民を知識階級と中間層と庶民層に三階級に分けているのですが、
これが実に正確に分析していて二番目の町会長や警防団長(中産階級)で彼等は新聞の知識のみを以て『上流階級が戦争に協力せざることを憤激し』戦争を積極的に支持するのですが、多分この中間層(マスコミも含む)は1割以下ですが積極的に発言し世論を戦争に誘導する。
三番目の普通の一般大衆は人数比率では9割で多数派だが、自分の生活だけを考えており戦争を早く終わって欲しいと願っている『もの言わぬ庶民層』です。
もっとも面白いのはインテリ階級で、事実を知っていた唯一の層であるのですが、2人なら真実を話し、4~5人なら真実の一部を話し、10人以上の多人数なら間違っていると知っている『一億玉砕の意気もて時難に進むべし』と建前論しか喋らないのですね。
そして自分自身は真実を知っているが世間に向かっては喋らないインテリ層の比率ですが、声高に戦争支持を叫ぶ中間層の10分の一以下の少ない数字ではないでしょうか。?
これ、多分今でも同じでそれ程大きな違いは無いように思いますね。
池田信夫ですが、第一の知識層ではなくて二番目の町会長や警防団長(中産階級)に近い言動です。

時代を作るのはイノベーション

・宗純さん

私と宗純さんとの視点の違いは、危機感の違いと言っていいかもしれません。

たしかにケインズはデフレに効く。ただし、その効き方は対症療法でしかない。ケインズは体質改善には役立たないのです。

政治の世界でも経済の世界でも、いま、求められているのは「体質改善」です。現在の日本の体質は、明治維新以後の「生活習慣(=精神世界)」の変化による。その体質では「生活習慣病(たとえばデフレ)」が頻発して、健康な生活ができなくなりつつある。

私のもつ危機感は、対症療法ではもはや症状は抑えられない、「生活習慣」を改善するしかない、というものです。対して宗純さんは、「生活習慣」がよくないとは認めているようですが、それでもなお、対症療法でなんとかなると思われているフシがある。

イノベーションの重要性を唱えたドラッカーによると、イノベーションとは単に技術革新を意味するのではなくて、“従来の方法を陳腐化させること”だそうです。それ幻想が幻想でなくなることを指すわけで、だから私はこのエントリーのタイトルを『幻想の行方』とした。
(ちなみに、幻想を幻想でなくすための方法論が「マネジメント」です。)

時代が大きく変化するときには、そこには必ず大きなイノベーションがありました。学校の歴史で習う「ルネサンスの三大発明」(羅針盤、火薬、活版印刷)は、活版印刷以外はルネサンスが起った地域で発明されたものはありませんが、それらが重要視されるのは、そうした発明が次の時代を創ったからです。

ネット世論ですが反戦塾に面白い記事がありました

なるほど、面白い指摘だと思います。ですが、当時の状況をそのまま現代に当てはめることはバカげています。

もっとも面白いのはインテリ階級で、

戦前戦中インテリが大勢の前では建前論しか語れなかったのは、ネットがなかったからです。現在インテリは、ネットに向かって発言する。そこで「ネット世論」が生まれる。確かにネット世論は、日本ではいまだ現実政治を動かすのない「幻想」でしかありませんが、戦前の「インテリ世論」よりはリアルに近い。また、韓国や米国ではネット世論がリアルな政権を生みだしたという実例もある。これらは、ネットというイノベーションの結果です。

いつの時代でも世の中を動かしていく人間は少数派です。8割以上の人間は現状維持を望む。それは歴史の動乱期であっても例外ではない。ただ、現状維持希望もある「臨界点」を越えると爆発する。革命が起きるのはそうしたとき。

ネットの効用のひとつは、この「臨界点」を下げることにあると私は思っています。「臨界点」が高いと爆発も激しいものになるが、低いとそれだけ穏やかなものになる。激しい爆発は多くのものを破壊しますが、おだやかならば被害は少なくて済む。

根本的な誤解が、

愚樵さん、

>『現在の日本の体質は、明治維新以後の「生活習慣(=精神世界)」の変化による。その体質では「生活習慣病(たとえばデフレ)」が頻発して、健康な生活ができなくなりつつある。 』<

今世界はリーマンショックで不況に見舞われていますが、日本の様にデフレではありません。
慢性的な体重減少(経済縮小)であるデフレなのは世界広しとはいえ日本国唯一国なのです。
健康な生活ができなくなる日本人など先進諸国の人の生活習慣病とは、カロリーの取りすぎによる肥満(インフレ)ですよ。
アメリカなどが景気の悪化で急遽ゼロ金利政策で市中に大量のドルをばら撒いていますが、今でも定期預金の銀行金利は5%以上あるのですよ。
普通の世界の国々では市民は今よりも良い暮らしがしたい(もっと消費がしたい)し、政治家は景気を良くしたいと考えるものなので資本主義経済では必ずインフレになるのですよ。
日本一国だけが例外であるのです。
一世紀ほど前には社会主義体制のソ連をのぞく全ての資本主義国が深刻なデフレで苦しんだ過去が例があるが、このデフレ経済には『ケインズ』という特効薬が発明されて以後は、日本以外のどの国もデフレにはなっていないのです。
ケインズ政策はデフレ経済の対処療法などではありません。
根本療法(特効薬)なのです。
ただし、この絶大な効き目がある特効薬にはインフレと常習性という二つの副作用があるので今多くの国がインフレで苦しんでいるのですね。

>『「ルネサンスの三大発明」(羅針盤、火薬、活版印刷)は、活版印刷以外はルネサンスが起った地域で発明されたものはありませんが<

活版印刷は中国ではすでに1000年前に発明され実用化されています。
それ以外の発明も数百年前に東方世界では実用化が進んでいたのですよ。ですからノベーション云々の話は胡散臭い。
池田信夫の話はこの様に、すべからく胡散臭いのですが、三大発明を羅針盤、火薬、活版印刷と義務教育の教科書どうりにせず、軍艦と大砲と聖書と理解できれば西洋文明の真実の何たるかの本質論が見えてきます。

ここも視点の違い

・宗純さん

>>『現在の日本の体質は、明治維新以後の「生活習慣(=精神世界)」の変化による。その体質では「生活習慣病(たとえばデフレ)」が頻発して、健康な生活ができなくなりつつある。 』

[
私には上(赤)と下(青)がどのように繋がっているのか理解出来ません。乱暴に言ってしまえば、赤は観念論です。精神世界などという言葉を使っているのですから。また別の言い方をすれば、パラダイム論です。明治維新を境に、その前後を分けているわけですから。

ところが宗純さんのコメント(青)は、唯物論。明治維新以後の話。それでは話が噛み合うはずもない。

私が「体質改善」と言っているのは、「パラダイムの転換」です。資本主義の価値観は持たないと言っている。ですから、

ケインズ政策はインフレの対処療法などではありません。
(インフレは、デフレの間違いだと思いますが)、

は、資本主義の枠内ではその通りであったとしても、それは資本主義という病を延命するだけで、私の視点からは根本治癒にはならないのです。
(もっとも私は、「ケインズ」が資本主義の枠内でも根本治療だという見解には異論がありますが、それもここでは触れません。)

とはいえ、
「生活習慣病(たとえばデフレ)」
先進諸国の人の生活習慣病とは、カロリーの取りすぎによる肥満(インフレ)
色:0000FF]>今世界はリーマンショックで不況に見舞われていますが、日本の様にデフレではありません。[/色]

には触れておく必要がありそうです。
この2つは一見矛盾するようですが、そうではありません。生活習慣病=インフレという視点から見れば、生活習慣病=デフレは表現不足というだけのこと。つまり、デフレは「生活習慣病」が発症したときの症状だということです。

生活習慣病は、病気と言いますが進行中は症状がでません。肥満体になっても日常の生活が営めないわけではない。それが、たとえば糖尿病などを発症し病状が進行すると、やせ衰えるということもある。デフレは生活習慣病(インフレ)から表れる症状のひとつに過ぎないのです。
(ですから、私は、“たとえば”という語を挿入してあります。「生活習慣病」=デフレだとは言っていないのです。)

ところで宗純さん。私は疑問に思うのですが、なぜ、

主義経済では必ずインフレになる[/色]

のでしょうか? 観察される現象としてはその通りであっても、それだけで“必ず”とは言い切れない。“必ず”というのなら理論が必要なはずです。

どういった「理論」で“必ず”資本主義はインフレになるのか、ご教授願えませんか?

愚樵さん・・・・・

だから一番最初に(今までの連載されていた貨幣であるとか金融経済に対する懐疑論は総合すると)
愚樵さんには『その論を進めると最後に行きつく先は「新しい封建制度の構築」に辿りつく』と指摘したのですよ。
まあ、その方向で話しをすすめても構わないが、これは出口の無い迷宮に迷い込んで出れなくなりますよ。ですから推薦できません。
明治維新以後で無いと日本の資本主義経済は生まれないのですから、滅び去った美しく儚い江戸文明を論じても今の経済危機には役に立たないでしょうし、非科学的な観念論に陥る危険性が高いのですが、愚樵さん自身が自分から>『乱暴に言ってしまえば、赤は観念論です』と言い切ってしまっているので、まあこの時点で話は科学論争ではなくて形而上学的な観念論論争の泥沼にはまり込みます。

ところが今回はインチキ経済学者の池田信夫なので、話は全て社会科学の資本主義経済に限定して話を進めている訳ですよ。
本当に愚樵さんに、資本主義が必ずインフレになる話の説明が必要なのですか。??
どうもそうとは思えない。
これは、ただ単に反論の為の反論、議論の為の議論としか思われませんよ。
資本主義社会とは、我々人類が経験した今までの経済システムの中でもっとも生産性が高い基本構造なのですよ。それなら基本的に必ず経済は拡大方向(インフレ)に動きます。
これは我々先進国の市民が人類を含む生命自体が持っている『食欲』の為に、今のように食料に余裕があれば必ず肥満になるのと似ているのですよ。
そして『足るを知る』封建制とは大きく違い、この個人個人の持つ本能的な『欲望』を無条件に『善である』として自由に解放したのが資本主義なのですから肥満(インフレ)になるのは必然であるのです。
世界が陥っているインフレ(肥満)ではなくて、日本一国だけが今病的な拒食症によるデフレ(体重減少)に陥っているのですから、この事実を認めるところから出発しないと経済の真面目な話は出来ないのですが、池田信夫は初めからその気が無いのですよ。
まさに日本を滅びの道に導いた警防団長など第二階層の現実から遊離した妄想世界ですね。
それともこの池田信夫ですが、ひょっとしてたら二人だけの個人の時は真実を語っているのかも知れないが、表の大勢に向かっては間違っていると知っている『一億玉砕の意気もて時難に進むべし』と建前論しか喋らない、のかも知れません。

科学論争は私の土俵外です(苦笑)

・宗純さん

科学信仰論は、土俵内ですがね。

そもそもこのエントリーのタイトルが『幻想の行方』ですよ? ここから科学論争を期待されても、ちょっと困ります(笑)

それと。社会科学というのは私はよくわかりません。社会学ならわかりますが。社会学が社会科学なんですか?

本当に愚樵さんに、資本主義が必ずインフレになる話の説明が必要なのですか。??


私は資本主義ではデフレになるのが普通だと考えてますので、ね。

資本主義が最も生産性が高いというのその通りでしょう。ゆえに

基本的に必ず経済は拡大方向

までは同意できる。ですが「経済の拡大」=「インフレ」とは言えないのです。ここには論理の飛躍があるのですよ。

そもそもインフレの定義は「物価上昇」です。確かにこれまでは、現象としては「経済の拡大」と「物価上昇」はセットになってきた。しかし、だからといって「経済の拡大」と「物価上昇」が必ずセットとは限らない。

つまり、私が宗純さんに説明してもらいたいのは、なぜ“「経済の拡大」と「物価上昇」が必ずセット”になるのか、なのです。

単純に考えると「経済の拡大」は流通する財(商品)の量の増加です。仮に財の量が増え、貨幣の流通量に変化がないとするならば、物価は下がることになる。すなわちデフレです。

インフレになるには、財の流通量以上に貨幣の流通量が増加しなければならないはずなんです。

私が学校で教わった資本主義の原理は「拡大再生産」です。資本を事業へ投下して利潤を挙げ、その利潤を再び事業へ投下して財の生産を拡大させる、という原理。この原理が働くと経済社会へ流通する財の量が増加する。
ですが、「拡大再生産」の原理からは貨幣量の増大は導けない。ですから、資本主義の原理を「拡大再生産」としただけでは、

資本主義ではデフレになる

としかいえない。

ですが宗純さんはインフレになると仰るわけです。ということは、資本主義には「拡大再生産」以外に貨幣量を増大させる何か別の原理があるはず。その原理は何なのか、ということです。

ちなみにこれは「唯物論」ですよ(笑)

幻想の暴走

愚樵さん、それでは地検特捜部や今のマスコミと同じで自分の考えた筋書きに合わせて現実を書き換える行為に等しいですよ。
科学でも唯物論でもなくて、それでは作家の創作活動と同じような『創造的な活動』ではあるかもしれないが、典型的な観念論であり到底真面目な会話にはなりません。
膏薬と屁理屈はどこにでも付くのですよ。
世の中(事実)を如何解釈出来るかではなくて、いかにに正しく客観的に判断出来るかを優先しないと、脳内の事実に外部の事実を合わせようとして大失敗した大阪地検主任検事と同じ間違いを犯してしまいますよ。
資本主義の基本はインフレであること、現実の世界を見渡せば誰にでも判る事実であろうと思いますよ。

1世紀ほど前の世界大恐慌時には多くの国がデフレに突入したのは事実であるのですが、其れ以来1992年以後の日本のようにデフレになった国家は一つも無いのですよ。
今景気後退ですがそれでも諸外国はデフレにはなっていないのです。
この明白な事実を全く考慮していない発言には唯唖然として言葉もありません。
愚樵さんは、困ったことにマスコミ宣伝に完全に騙されているのですよ。
日本のマスコミをどれ程精細に読んでみても大恐慌以来の長い歴史で日本だけがデフレに突入して苦しんでいるとの記述が一言も無いのですね。
デフレ、インフレを単に商品価格の上下と捉えてもそれ程間違いでは無いでしょう。
この場合には商品の流通層量と貨幣の流通総量の相関関係で決定されるのですが、そのためにインカ帝国の大量の金が流入したスペインで『金』の価格が大幅に下落したとかの例も有るのですが、『金』の量は限定的ですが紙幣の印刷経費はごく小さいので、デフレにはし難いが幾らでもインフレへの操作が可能であるのですよ。
タリバン政権にカブールを追われたウズベク人武装勢力のドスタム将軍が紙幣の原版を持っておりロシアで正式な紙幣を大量印刷なんて不思議な話もありますが、軍資金は幾らでも印刷が可能で、それならドスタム将軍ならずとも誰でもがこの誘惑に勝てないのですよ。
だから必ずインフレになるのですね。
この唯一の例外が我が日本国なのですよ。
この資本主義が原則インフレになる仕組みは現代人が誰しも食欲に負けて肥満傾向(インフレ)になるのに似ていて、拒食症で不健康な状態(デフレ)になる人は極々少数の例外的な話であるのです。

Re:幻想の暴走

いけませんね、宗純さん。許容範囲を逸脱しています。

私は“論理に飛躍がある”といいました。それに対する返事が

それでは地検特捜部や今のマスコミと同じで自分の考えた筋書きに合わせて現実を書き換える行為に等しいですよ。

これでは話になりません。開いた口が塞がらないというレベルです。

私は現実を見ることを直視しているわけではない。

確かにこれまでは、現象としては「経済の拡大」と「物価上昇」はセットになってきた

これは現実です。

私と宗純さんとで異なるのは「現実の解釈」。ゆえにそれぞれで異なる仮説が立てられることになる。

私の仮説が誤っていると考えるならば、論理矛盾を指摘すればよいだけのこと。ドスタム将軍云々の話ではまったくダメです。

いずれにせよ、仮説を現実の改変と混同するようではお話になりません。科学リテラシーも甚だ低いと言わざるを得ない。

デフレ脱却

初めまして。よろしくお願いします。

今の慢性的なデフレ状態から脱却するにはケインズ政策(政府による財政出動)では、短期的な効果があっても根本的な解決にはつながらないと思っています。日本人は死ぬときに他の先進諸国の人と比べて平均して4~5倍の金融資産を持っている、と聞いた事があります。北欧諸国の国民は殆ど持っていないようです。今の日本経済には需給ギャップが40兆円位あると言われていますが、個人金融資産1400兆円のうち5%でも消費に向かえば70兆円が市中で流通します。動かないのは将来の不安があるからです。

もしかすると小沢氏の考えと少し違うかもしれませんが私は乱暴な表現をするなら、子供は高校(大学)卒業まで政府がきちんと支援するから心配するな。その代わり社会人になってからは65歳を過ぎても元気なうちは、死ぬまで大いに働き、大いに遊び、大いに消費して、大いに税金を納めろ。元気でも働く場所が無いものは何でもいいから社会に貢献しろ。病気やけが、高齢で働けなくなった者は政府が最後まで面倒みるから心配するな。という考えに近いです。あとは負担とサービスの国民との合意形成です。ただ一番重要なことは国民の政府への信頼です。これが無くては今の国民年金制度のように破綻してしまいます。小沢氏がマニフェストの実行こだわるのもそういう側面があるからだと思っています。

論理矛盾以前の言語矛盾

愚樵さんの前のコメントのタイトルが『科学論争は私の土俵外です(苦笑)』で>『そもそもこのエントリーのタイトルが『幻想の行方』ですよ? ここから科学論争を期待されても、ちょっと困ります(笑)』< なのです。
また、>『それと。社会科学というのは私はよくわかりません。社会学ならわかりますが。社会学が社会科学なんですか? 』<
とも仰られているのですが、『社会科学』とは『社会学』に科学的なアプローチをしたもので、自然科学の延長線にある科学の一分野で、その手法は客観的事実から出発して『真理を見つける』(仮説を考える)手法ですが、その逆の客観的事実には重きを置かずに先ず真理(仮説)を考えてからその補強手段として客観的事実を集める方法(社会学)もあるようですね。
今回の>『私は現実を見ることを直視しているわけではない。』<と断言する。
ところがそれに続くのは >『論理矛盾を指摘すればよいだけのこと』<
なのですから困ったことですね。
御自分の論理の辻褄さえ合えば、リアル世界の客観的現実の方が仮想世界『仮説』の方に合ってくれるとのお考えなのですか。
自然科学であれ社会科学であれ対象物が違うだけで科学の手法は全く共通しています。
どれ程優れた論理矛盾が無い高等論理でも、客観的事実と違えば何の値打ちも無いのですよ。
愚樵さんが気分を害された私のコメントですが、まさに客観的事実以外には書いていませんよ。
『資本主義はデフレが基調である』との仮説は今の現実世界での客観的事実と違いすぎるのです。
第二次世界大戦終結以後に世界で我が日本国だけが92年からデフレ基調である以外は世界のどの国でもインフレであるのですよ。
また資本主義の仕組み自体がインフレが起こることを想定して全ての制度設計が為されているのですよ。(この客観的事実は一番大事なので、この一点さえ認めてくれさえすれば、その他の話は瑣末な事柄なので全て愚樵さんに譲りますよ)
科学的な手法である、事実から仮説(論理)を導き出すか、
それとも愚樵流に、仮説に合わせて事実の方を解釈するかの論争ですね。
まあ愚樵さんに最初に、>『私は現実を見ることを直視しているわけではない。』と言い切られたのではこの辺でコメントを打ち切るのが正解でしょう。幻想が暴走し過ぎています。

訂正+苦情

・宗純さん

私は現実を見ることを直視しているわけではない。

いやはや、とんでもない間違いをしてしまいました(^o^;

>>私は現実を直視していないわけではない。

が正しい記述。訂正しておきます。

というわけですので、

論理矛盾を指摘すればよいだけのこと

と続くのは当然のことです。

ま、それ以前にです。許容範囲を超えていると申し上げたとおり、今回の宗純さんのコメントには大変不快感を覚えています。

それでは地検特捜部や今のマスコミと同じで自分の考えた筋書きに合わせて現実を書き換える行為に等しいですよ。

であるとか、

困ったことにマスコミ宣伝に完全に騙されているのですよ。

などと、人をバカにするにもほどがある。私はそういったコメントを寄せてくる人と実りのある対話ができるとは思えないですね。

肝腎なところでおかしな文章を書き込んでしまったのは私のミスですが、前後の文脈からしてみれば間違いだとお気づきになってもおかしくはないはずです。どうも宗純さんは私を論破することにのみ囚われて、粗探しをなさっているようですね。端から私の仮説を受け入れようという姿勢が感じられない。残念な事です。

しばらく間を置くほうが互いのために良さそうですね。

Re:デフレ脱却

・FKさん、ようこそ、はじめまして。

今の日本経済には需給ギャップが40兆円位あると言われていますが

需給ギャップがデフレの原因だとするならば、ケインズ政策で治癒は可能なはずです。需給ギャップというのは「供給があれば需要もあるはずだ」という考えが前提にあるわけで、だからギャップを埋めるだけの資金を提供してやれば需要に廻るはず、と思考する。ならば、「ヘリコプター・マネー」でいいわけです。

ところが実際は、供給された資金がすべて需要に廻るわけではない。良い例が子供手当で、多くの人が手当を貯金に回すと答える。貯金が企業の設備投資に廻ればよいのですが、民間に資金需要がないために、金融経済に入り込んだマネーは実体経済に出てこない。財政出動をしても金融緩和をしても、マネーが実体経済に出てこない体質になってしまっている。

これは、FKさんが仰るように、「将来の不安」がその要因でしょう。

デフレというのは、モノの価値が下がって貨幣の価値が上がる現象です。金融経済にマネーが流れ込み実体経済のマネーが減少するというのは、貨幣の価値がモノとくらべて上昇しているということでもあるんです。将来が不安だから金に頼る、だから貨幣の価値が上昇する――そういう悪循環。ケインズが懸念した「貨幣愛」が支配する経済になりつつあるのですね。

ただ一番重要なことは国民の政府への信頼です

要するに、「貨幣愛」よりも「愛国心」が優ればよいということですね(「愛国心」を偏向して受け取らないでください)。それはそれで一理あると思いますし、そういう立場の人は多い。ですが、私は、「貨幣愛」はもちろんのこと「愛国心」も信用していません。

私はアナーキストなのです(笑)

日本の財務について

日本の財務は破綻状態です。一秒利子が百万円 だから消費税を上げ利子を永久支払い条件です。消費税はほとんどが国債の利子払いに仕様です。目的税です。

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