愚慫空論

菅直人は「クリーン」なのか?

菅直人は「クリーン」なのか?

この問いは、菅直人は裏切ったのか? と問い直すことが出来ます。
そのように問い直せば、消費税10%を掲げたことは裏切り行為であるといえます。

が、本当に菅直人は日本国民を裏切ったのか?
それとも、裏切らざるを得なかったのか?

菅直人は、いや、民主党は裏切らざるを得なかったのだ、という見解を示す方もおられます。

新ベンチャー革命:『民主党の豹変:極東戦争を防ぎ、国民の命を守るためだった?』

コチラの記事の要件は、

・民主党の変節は鳩山政権末期に起きていた。
・そのきっかけは韓国哨戒艦「天安」の沈没にある。
・この「事件」は米国戦争屋が仕掛けたもの。
・民主党は極東戦争を回避するために戦争屋に屈服した。
・消費税増税は、戦争屋の指示。

というものです。

こうした観察が正しいのかどうか、私にはわかりません。仮説としては成り立ちえると思っていますが、その仮説を検証する手段を持ち合わせていませんから、わからないとしか言いようがないのです。

とはいえ、わからないと言っているばかりでは話が進みませんから、この仮説が成立しているとします。つまり菅総理大臣は、裏切らざるを得なかった。裏切るしか選択肢はなかった。

問題はここから先です。一時的には裏切らざるを得なかったとして、菅直人はその裏切りをあくまで一時的なものと考えているのか? それとも、その裏切りを機に、日本国民を裏切る側に回ったのか?

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話はいささか飛びますが、ここで 大石内蔵助は「クリーン」だったか? という問いを考えてみたいと思います。

答えには2つあるでしょう。

1) 討ち入りの意図を隠蔽するため、大石は「バカ」を演じた。
   これは演技であったが、裏切りであったことにはかわりはない。
   ゆえに大石は「クリーン」ではない。

2) 大石の「バカ」の演技は討ち入りのための手段だった。
   ゆえに演技は裏切りではない。
   大石は「クリーン」である。

1)は「結果のクリーン」、2)は「意図のクリ―ン」と解釈できるでしょう。

1)と2)の見解は、どちらかが正しくどちらかが誤っているという性質のものではありません。どちらを支持するのかという性質のものです。そして、大石内蔵助の人気を思えば、2)の見解がより大きな支持を集めているといえるでしょう。つまり、日本人は「意図」を基準に「クリーン」を判別しようとする傾向がある、といえるわけです。

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政治ブログ界隈では、変節した菅直人総理大臣への批判が盛んです。私はこの批判を故無きことだとは思いませんから、批判への批判をするつもりはない。が、気になることはあります。

それは、「結果のダーティ」から「意図のダーティ」を憶測しているものが多い、ということです。しかし、「結果のクリーン or ダーティ」と「意図のクリーン or ダーティ」とは必ずしも結びつきません。むしろ「意図のクリーン or ダーティ」を見るには、その人物の為人をみるのがイチバン、ということになります。日本においてスキャンダルが政治家の失点になるのは、スキャンダルが政治家の「意図のクリーン or ダーティ」を判別するポイントになると考えられているからでしょう。

では、その為人から判断して、菅直人は「クリーン」なのか? まったくわかりません。その為人を判断する情報に接することが出来ないからです。しかし、判断材料はあると思います。小沢一郎です。小沢一郎は、その「結果のダーティ」にもかかわらず、また数々のスキャンダル報道にもかかわらず、私は意図においては「クリーン」だと思っています。また鳩山由紀夫も同様に感じている。このお二人が菅直人をどう評価しているのか? ここが重要なポイントのように思います。

とはいえ、小沢一郎と鳩山由紀夫は絶対に「クリーン」だと確信しているわけではありません。そんな判断材料は持ち合わせていませんから。小沢鳩山が「クリーン」というのも、それもひとつの仮説でしかありません。が、私は、そういった仮説の組み立て方の方が「結果のクリーン or ダーティ」から判断するよりも良いようなな気がします。ここでいう「良い」は、「正しい」ではなくて「納得」が基準です。政治は「結果」が大切なのはいうまでもありませんが、それ以上に「納得」が重要だと思います。たとえ悪い「結果」でも「納得」があれば次のステップへ進めることが出来ますし、また「納得」を裏切られたとしてもそれは自己責任だと言えるからです。

コメント

何故が一杯の仮説

鳩山政権の変節がどうして朝鮮戦争勃発回避になるのか?分かりません?
鳩山首相は北朝鮮の魚雷攻撃と認定して、日本であったら冷静な判断は出来ないと挑発的好戦的な発言していますね。
むしろ、それは朝鮮戦争勃発容認発言と思えます。
それに対して、韓国民が冷静な判断を下したことは尊敬しています。
朝鮮戦争勃発回避が日本人の命を救うとの解釈もよく分かりません。
日本は過去の朝鮮戦争では経済成長の原動力としたのではありませんか?
このことが鳩山政権変節に合理的な理由を与えるとは思えません。
菅直人が目的に置いてクリーンなら騙されていてもいいのですが、そうは思えない状況では、政策の間違いだろうと思うことを批判をすることは、菅直人が良いことをしてくれると信じて応援することと、アプローチが違うだけだと思っています。
私達に、真実や特別な情報があるわけでもないので、経験や推理しかないので、後は、信頼するのか?出来ないと思うのか?の違いは個々人の勘でしょうか。
目的がクリーンで、批判が的外れであれば、結果として政治が国民を良い方向へ向かうのであれば。


PS サンデル教授日本来日されて授業されるようですね。 今、生徒募集中ですね。

あくまで憶測ですが

鳩山政権の変節がどうして朝鮮戦争勃発回避になるのか?

朝鮮戦争ではありません。極東戦争です。

日本であったら冷静な判断は出来ないと挑発的好戦的な発言していますね。

主語が抜けていますね。当時の鳩山首相の発言もそうだったと記憶していますが、では、この主語はだれか? 日本国民なのではないですか? そう解釈できるのなら「極東戦争」の意味も自ずと理解できようというものです。

政策の間違いだろうと思うことを批判をすることは、菅直人が良いことをしてくれると信じて応援することと、アプローチが違うだけだと思っています。

同意です。消費税に関しては、それがたとえ「裏切ったフリ」であったとしても、実行されてしまえば「フリ」では済まされません。またもし菅直人が「フリ」だったなら、国民の断固反対の意思表示は彼の力になるはずです。

PS

らしいですね。ま、でも、私は英語がダメなんで(泣) 実際に授業を聴いても、理解できないでしょう。

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