愚慫空論

次は戦争か?

昨日、鳩山総務相が事実上更迭されました。

鳩山邦夫は、「世の中、正しいことが通らない時もある」なんて言ってますが、今じゃあ、国民の大半が郵政民営化そのものが正しかったなどと思っていないでしょう。思っていないからこそ鳩山の主張に支持が集まったわけで。「正しいことが通らないが政治」。以前から多くの人は薄々はそう感じていただろうと思います。最近はそのことが“薄々”ではなくて“ハッキリ”になった。

鳩山を更迭した麻生は中川秀直らの要求をのんだことになるのですが、これも考えてみればおかしな話です。麻生は鳩山らが推した小池などと自民党総裁選を争って総理になったのに、なぜいまさら中川ら「上げ潮派」の脅しに屈するのか? 中川は「西川社長の辞任は改革に否定」だなどと言っていますが、これもまったく訳が分からない。西川が疑惑があるのなら退いてもらって、別の人間に改革を推し進めてもらえばよいだけの話です。それができないのは、何か明らかに出来ない理由があるのでしょうか?そう思わざるを得ません。

麻生は明らかに出来ない何らかの事情があって、盟友であって国民から支持されている鳩山邦夫を切った。アホウな麻生ですけれども、この処置でますます国民から見放されることになることくらいは分かっているでしょう。にもかかわらず、みずからの墓穴を掘る選択をした。ネットの世界では麻生もこれでおしまいといった論調が多く見られるようですが、私にはちょっと疑わしい。麻生は、これでおしまいだとわかっていないのか? わかっていて自滅しようとしているのか? それともまだ何か「策」があるのか? 

わかっていないのならそれで良し。もはや麻生の役目などありませんから、国民の選択によって退場してもらうだけです。わかっていて自滅を選んだのなら、尚よし。問題はまだ「策」があると考えている場合です。

では「策」があるとして、それはなんなのだろうか? 郵便のDMがらみの事件での国策捜査の噂を耳にしていたりしますが、これが麻生起死回生の「策」になるかどうかは疑問です。小沢に続いて、また足利事件の直後となると、もう検察の威光も国民には通じないのではないか? それとも他にもっと驚くようなスキャンダルがあるのかもしれませんが。

私に思い浮かぶのは、先だっての麻生の発言です。

「戦うべき時は戦わねばならない。その覚悟を持たなければ、国の安全なんて守れるはずがない」

この発言を「策」と結びつけたとき、この発言での「戦う」の意図が果たして経済制裁といった次元のものなのか、疑わしくなります。支持が低下した政権にとっては「外敵」の存在が最も支持率上昇に貢献するから。それでも経済制裁程度では、今の麻生不支持は覆せないでしょう。覆るとすれば...。

折しも国連安保理では、北朝鮮への制裁決議が全会一致で決議されたと報じられています。報道は、北朝鮮の反発は必至だともいう。これでもし米国が北への実力行使へ舵を切るならば、麻生にとっては天恵になる可能性があるのですね。それが麻生の「策」...、いや、おそらくは逡巡する麻生に圧力を加える者の「策」なのでしょうが、ここで麻生に圧力を加える者、「策」を実行する者と考えれば、答えはアメリカというところで結びつく。郵政民営化が誰のための民営化だったのか、ネットで言われていることが真実であるならば...。

以上、愚樵の憶測でした。


なぜこんなことを取り上げたかといいますと、『偏向報道』のエントリーです。気まぐれで作成してみたのですが、思いの外手間がかかってしまった。それで「不特定多数の人間がその動画(の特定の場面)に対するコメントを共有する」のではなくて、特定の者だけが動画にコメントできるような仕組みがないものなのか、と考えていたわけなのです。そういった仕組みがあれば、TVで報道される情報の批判が簡単にできるのに、と。

コメント

・・・間違いを指摘すると、とんでもない量になるので、これはやめておくけど(ほぼ全文、訂正する状態だよ、残念だけど。)、郵政民営化については、はっきり言ってアメリカがどうこうとは関係なく、必要だったことは否めない。
郵貯と簡保の金融資産があまりにも多すぎ(郵政公社発足時は、国民の金融資産の1/4が郵貯と簡保に集中)、それが無茶苦茶な財投の原資に使われていたことを考えると、民営化は避けられなかったのは事実。

せめて資産規模が、年金の積立金程度(約130~140兆前後)であったなら、郵政民営化をストップさせる正当性が見いだせたんだが・・・。

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