愚慫空論

偏向報道

今回は偏向報道というものがどういうものか、具体的に見てみたいと思います。

素材は、日曜の朝放映されるTBSの『サンデーモーニング』。まあ、要するに番組の「起こし」です(笑)

6月7日放映の、日本郵政西川社長辞任問題について取り上げた部分です。


サンデーモーニング画像01

関口宏:政治の世界に二羽ハトがいるってね、ハトのお兄さんの方が仰ったんですか? そのハトの弟さんがやたら元気になったんだよね。これがなんなんだかよく分からない。ご説明ください。

サンデーモーニング02

津島亜由子:お伝えします。日本郵政の社長人事が波紋を広げる中、麻生総理のリーダーシップを問う声が高まっています。

サンデーモーニング03 サンデーモーニング04

津島:自民党議員の勉強会に講師として招かれたのは、大阪府の橋下知事。

橋下知事:今のままでは絶対民主が勝ちます。ですから民主を上回る、国民全員がギョヘェ~!? と思うようなそういう案を出してもらってですね、そんなアホな! といわれるくらい強烈なものを出してもらわなければ・・・


自民党議員の勉強会になせ橋下が? で、隣にいるのは誰?
まあ、それはいいとして、国民はすでに自民党に「ギョヘェ~!」と思っているし、アホウタロウにも「そんなアホな!」と言っているんですけどね。

津島:若い府知事に“喝”を入れられたのは居並ぶ自民党議員たち。奇しくも今週自民党は、政策ではなく大臣の発言で国民を驚かせました。

サンデーモーニング06

鳩山邦夫総務相:しません。続投になった場合ってどういうことなの? 辞任しないで認可しないのだから、続投はないでしょ。

ハト弟の答えは当たりまえ。総務大臣には日本郵政の社長を認可する権限があるのだから。なぜこんな質問が出るのかが理解できない。

サンデーモーニング07

鳩山総務相:私は当たり前のことを言っている。悪は悪だ。正義は正義だ。正しいことは正しいんだ。

私の友人の友人はアルカイだ(笑)

サンデーモーニング08

津島:日本郵政西川社長の続投について連日反対を繰り返した鳩山総務大臣に、党内の賛否は分かれています。

サンデーモーニング09

太田誠一:続投を認めないという総務大臣の意見は良く理解できる。

理解できます。

サンデーモーニング10

伊吹文明:他人を批判して溜飲を下げさせたら国民拍手喝采をするかもわからないけども、それで政権担当能力を付与してくれるというほど甘くはありません。

まだ自民党に政権担当能力があると思っている?

サンデーモーニング11

津島:法務大臣の鳩山氏は日本郵政の社長を認可する権限があります。

サンデーモーニング12 サンデーモーニング13

津島:しかし、株主は財務大臣。人事案については官房長官も関与することになっています。

どちらもデタラメ! 株主は国民です。総務大臣は、株主たる国民の代表として人事を認可する権限を持っている。財務大臣も官房長官も関係なし。メディアがウソを報道してはいけません。

サンデーモーニング14

津島:もし仮に他の大臣と意見が違った場合、閣内不一致という事態になってしまうのです。

サンデーモーニング15

津島:そんななか、郵政民営化を推し進めたこの人がまた注目を集めています。

なぜ小泉純一郎が? 引退するのでしょう?

記者:日本郵政の西川社長ですが、続投すべきとお考えでしょうか? 総理自身が就任を要請された方ですけど?

小泉純一郎:・・・


過去の人間に未来のことを訊いてどうする?

サンデーモーニング16

津島:西川社長の続投を巡り反対のボルテージが上がり続ける鳩山大臣。党内でも広がる疑問の声に麻生総理は?

サンデーモーニング17

麻生総理:仮定の質問、タラレバに答えることはありません。

津島:総理が何とかすべきではという声に、あくまで三人の閣僚が話し合うべきと語った麻生総理。しかし、事態は思わぬ方向へ進み始めているのです。


サンデーモーニング18

中川秀直:鳩山さんが信念を持ってそのように主張されるのであるならば、これは仕方がないかと思います。堂々と内閣から去るべきである。このように思うのであります。

中川秀直は堂々と政界から去るべきである。このように思うのであります。

津島:小泉改革を支持する「上げ潮派」からは、鳩山大臣に辞任を求める声まで上がったのです。一方、民主党の鳩山由紀夫代表は、弟である邦夫大臣にエールを送りました。

サンデーモーニング19

鳩山由紀夫:永田町に二羽のハトが、麻生総理を襲っているようでありまして...(会場拍手)

拍手!

津島:さらに。

サンデーモーニング20

鳩山由紀夫:総理のリーダーシップの欠如がこんな混乱を招いている。弟だけの責任ではないと思いますね。

津島:そしてここにきて、自民党内に総裁選の前倒しを求める声も上がりました。

サンデーモーニング24

山本拓:麻生さんも、厚労省の分割とかいろいろやりたいことがあるのでしょうから、信任を得れば誰に何を言われることもなくできるわけでありますから...

津島:またもや始まった「麻生降ろし」の動きに党内からは


サンデーモーニング22

中川昭一:いろいろと聞きましたけれども、今の時点で何を考えているのかと思ったのですけれども、あまり重く受け止める人はいないんじゃあないでしょうか

(笑)

サンデーモーニング23

津島:今のところは、「麻生降ろし」の動きは大きな流れになっていません。しかし、七月の都議選の結果次第では、政局が動き出すことも予想されます。

サンデーモーニング25

麻生:これが総選挙に関係あるかって、関係ないですね。

公明党は関係ない? ならばいいですね(笑)

津島:こう否定した麻生総理ですが、党内の火種は再び燻り始めています。

泥船の上で火種を起こしたって、すぐに消えてしまうのに(笑)

・・・・・

サンデーモーニング26

関口:総理は「タラレバ」と仰いましたけど、「タラレバ」じゃないですよね? 現実に起こっているじゃないですか? どうしてそんなに頑張っちゃうんですか? 党内が割れるほど?

サンデーモーニング27

岸井成格:ここはちょっと複雑でね、わかりにくいところがあるんですけれども、少なくとも鳩山さんは「我こそ正義」と言って、とにかく責任を取って西川さんは辞めるべきだと主張しているわけですね。


そういえばこれまでの説明では、なぜ西川社長が辞めるべきかの説明が全くありませんでしたね。なぜ説明しないのですか?

サンデーモーニング28

岸井成格:それは必ず国民が支持してくれると彼は思い込んでいるところがありますよね。

ハトさんひとりの思い込みではありません。国民の大半が辞めるべきだと思っている。事実です。この人こそ思い込み、決めつけで話をしている。

岸井:それもひとつの理だとは思うんですけれども、私は必ずしも彼だけが正義とは思いませんね。

西川社長が日本国の財産を二束三文で売り払おうとした(もしかしたら、もう一部はすでに売り払った?)悪者なのだから、鳩山総務大臣は絶対正義ではないにせよ、相対的には正義です。

岸井:バックにあるものすごく複雑なことは、小泉さんが進めてきた郵政民営化、ですよね。構造改革批判をバックにして、郵政民営化をもう一回見直して、場合によっては後者に戻そうというもの凄い巻き返しの勢力が動いているわけですよ。それについて野党は、今、民主党と国民新党が選挙で一致した政策に掲げようとしてるのですよ。見直しが今、もの凄く勢いづいているのですよね。それをバックにしているということになっちゃうんです、鳩山総務大臣が。

なぜ、“なっちゃうんです”か? それでは鳩山総務相は単なる裏切り者だということではないですか。彼が正義と言い、それを国民が支持するのは西川社長には重大な疑惑があるからです。そうです、簡保の問題です。国会議員から告発すらされている。なぜそこに触れないのですか? もし知らないのならジャーナリスト失格ですし、知ってて言及しないなら人間失格です。

関口:総理自身がそうですもんね。

岸井:ちょっと揺れたんです。

関口:私は賛成してなかったと仰いました。

岸井:でも後でまた訂正しましたけどね。そこに根っこがあるのですけれども、今の麻生内閣として西川さんをクビにするってことになったら、これまた民間企業のトップになんで横槍入れるんだと、いくら許認可権限があっても、ということになって、もっと大きな火種になりますからね。


またウソです。日本郵政は民間企業ではありません。国が株式を100%保有する国営企業です。日本は社会主義国家ではない。民営企業の認可権を国が持っているなどということはありえない。国営企業だから政府が人事の認可権を持っている。そんなことも知らないで...(笑)

岸井:おそらく政府としては、西川さんの続投でいくと。そのために閣内統一をして、結論を出したいというのが現時点だと思うんですよ。そのときに鳩山さんが、それでもオレは反対だと言ったときにどうするか、クビを切るか、鳩山さんのクビを切るか、それとも自分が辞めるか、そういうことになるんじゃないですかね。そうじゃないと内閣不一致ですよね。

聞き捨てならない発言です。「それとも自分が辞めるか」の自分って誰なのでしょうか? 話の流れからいうと麻生総理です。しかし、政府の統一見解を最終的に出すのは総理のはず。後でそういった議論が出てきます。統一見解を出す人が辞めるという話は矛盾します。そんな矛盾が出てくるのは、実は統一見解が総理に意志とは別のところで出ていることなのでしょう。

関口宏:はあ...。愼平さん。どうなんですか?

サンデーモーニング29

浅井愼平:いや、ほとんどわかりません。ほとんどわかりませんが、見てるとですね、本来ならば、それぞれの意見が違うのはわかりますけどね、違う意見をまとめて協議する必要があるにもかかわらずそれぞれが勝手に発言をしていますね。特に総理がそれを余所事のような話になってしまっているという状態がね、混乱をさらに深めているような気がするんでね、やっぱり一刻も早く話し合わなければいけないし...


そりゃわからないでしょう。肝心要の理解の鍵を隠そうとするのだから。
でも、浅井晋平も本当は知っているんでしょう? 知っていて、わからないというのがあなたのせめてもの良心なのですよね?

関口:自由意志はまとめようがないでしょう。

浅井:まとめようがないならまとめようがないということをちゃんと国民に伝えなきゃいけないですよね。そういうわけにいかないでしょう、これ。もともとは小泉さんの民営化の問題から始まっているわけですから、その問題は次の選挙にも大きな影響を与えるわけですから、それぞれが勝手に発言しているということは、いったい党としてどうなのかということで、われわれはどう支持していいかわかりませんものね...

岸井:まとめようがないと言いますけどね、総理大臣が決断してこう行くっていったら、そら反対できませんよ。閣内っていうのは。

浅井:少なくともそれは言わなくちゃいけないですよね。

岸井:言わなくちゃいけないですよ。

関口:まだ言ってない。

岸井:言ってないです。

浅井:なぜ言わないんですか?

岸井:そこは迷っておられるんです。揺れてるんだと思うんです。

言えないんでしょ。だって、自分の意志とは別のところで統一見解が決まるのだから

浅井:揺れてるっていうわけにはいかないでしょう? われわれとしては。

サンデーモーニング30

寺島実郎:明らかに政権の末期症状っていうのをわれわれは見ているんだと思うんですよ。政治の軽重の判断が見失われているっていうかね、ここのところを整理してみると、たとえば厚労省の分割だとかですね、それからなにも首相そのものがいったわけではないですけれど、北方領土の3.5島返還論だとかですね、ここのところ出てきてる議員の定数削減だとかですね、いきなりボーンときてさっきの「ドヘヘェ?」と驚くような話に近いものが出てきているんだけど、ズバリ言えばね、支持率3割の政権がやれるはずもないようなことを持ち出してきて、結局挫折して後退しているっていうかですね、で、それこそポツダム宣言を受諾した後の日本の政権が何をやってたか非常におかしな話があるんだけども、その、バルチック艦隊がなぜ敗れたかって言うときにですね、要するに、甲板磨きの当番を誰がサボってたかなんていう、ものスゴイ軽重判断のなかで軽い問題にみんながシャカリキになって興奮するような状態に入るとね、ガバナンスを失って迷走するってやつなんだけれども、本当に今議論しなければいけないことをしっかり提示して前へ進めるっていうところに戻さないと、とんでもなく変なことになっているっていうかね、誰が見ても、今の晋平さんの話から見ても、素っ頓狂な状況になっているわけですよ。


これも同じ。「政治の軽重」って、具体的になんなのですか? そこを指摘しなければ、理解できない。理解の鍵を明らかにしないから、なぜ素っ頓狂になるのかがさっぱり分からず、この話自体が素っ頓狂なものになってしまっています。

サンデーモーニング31

大宅映子:いや~、なんかねぇ、大向こう受けをしていると思っているんですよね、鳩山さん。

関口:弟ハトがですか?

大宅:でお兄さんの方もハトが二羽っていったらウケルって思っているって、なんか国民が舐められているってわたし思って、すごく不愉快ですね、どっちの意見も不愉快。


国民を舐めているのはこの人です。国民は何にも知らないと思ってる(怒)

関口:中西さんも不愉快ですか?

サンデーモーニング32

中西哲生:不愉快っていうか、政治の話としてはレベルの低い話にいつもなっていると思うので、今、統治、ガバナンスということがありましたけど、そこを最低限あった上で、じゃあどういう議論をしていくかってことがなされていませんし...


そうそう、あまりにもレベルの低い話。それは政治だけではなくて、メディアもです。

疲れましたので、ここまで。それにしてもなんたる偏向ぶり...。伝えるべきことを隠すから、チグハグな話にしかならい。国民を愚弄しているのはこうした連中です。

コメント

・・・・・このエントリーは拙速に過ぎたな。
批判するなら、少しは調べてからにしないと、間違いがあまりにも多すぎる・・・。

GJ愚樵さん

偏向報道完全再現。
愚樵さん、またまたグッドジョブ。
こうして検証することで、愚かな報道が少なくなることを期待しています。
サンデーモーニングはまだテレビの中では良心的な番組でも・・・この問題ではこんなに酷い。
誰が、テレビ新聞を利用して、この国を支配しているか、よく見えてきます。
私も、中川秀直は堂々と政界から去るべきである。
このように思うのであります。
全く同じ事、私も思っていました。
どうしてテレビに出る人は嘘を吐くのでしょうね?
吉永みち子も、末吉竹二郎も、最後は売国族の仲間。
寺島実郎も、前は、かんぽの宿の問題は郵政民営化の本質の問題、とまで発言していたのに、国民はもうその発言忘れていると思っているのかな?

>国民を舐めているのはこの人です。国民は何にも知らないと思ってる(怒)

私にしてみれば、そのコメントは、「痛いところを突かれて、逆ギレしている」としか見えないよ。

>誰が、テレビ新聞を利用して、この国を支配しているか、よく見えてきます。

私にしてみれば、「あなたが最も支配をされているよ」と思うだけ。

小泉ブームに乗ってしまった有権者と、あなたたち2人は、見事なまでに思考プロセスが一緒だよ。

scottiさん

お褒めいただき、ありがとうございます。

いつもTV画面の前で怒り狂っている私ですが、scottiさんも同類かな?

ひとり怒っているだけではつまらないのでこんなエントリーを上げてみましたが、正直疲れました。「起こし」なんてのは、本当にメンドーな作業です。いろいろと技術の発達した現在、もっと簡単な方法はないものかと思うのですが。

*******

わくわくさんにも。

いつも見解がすれ違う私とわくわくさんですが、今回は全くのすれ違いですね。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://gushou.blog51.fc2.com/tb.php/258-9d7be10d

マスコミの伝えない「かんぽ疑惑」

人気blogランキング 2月23日の衆議院予算委員会で鳩山邦夫総務相が極めて重要な答弁を示した。「郵政民 営化」見直しに際して、「郵政民営化法」改正も視野に入れることを明言した。 小泉竹中一家は一段と麻生政権攻撃を強めると考えられる。テレビ朝日が激しい麻生政...

ゆうちょ銀カード事業 発注も受注も三井住友系

日本郵政株式会社(西川善文社長)のグループ企業「ゆうちょ銀行」のカード事業が、西 川社長の出身行である三井住友銀行のグループ企業に不透明な経過で委託されていたことが明らかになりました。 人気blogランキング

「かんぽの宿」だけでない 郵政資産売却疑惑

人気blogランキング

民間銀行出身者が「日本郵政株式会社」の社長になることに批判どころか疑念さえ提示しない大手メディア

郵政持ち株会社初代社長に西川氏起用が確定した2005年11月11日の各紙報道です。 人気blogランキング 民間銀行出身者が郵便貯金銀行を傘下に納める「日本郵政株式会社」の社長になることに批判どころか疑念さえ提示しない大手メディア 郵政持ち株会社、初代社長...

『秋葉原』事件から1年

 あの事件から1年が経ち、被害者やその家族の気持ちを思うと、いたたまれない気持ちになる。そして、二度とこのような事件を起こさせないためにも、今抱えている金融不況とのつながりの深さを思い起こす。  最近の経済ニュースからは不況の底打ちを示すデータが多くな

やはり、ネット規制法が必要

ちょっと話題は古いが、「NHKスペシャル 『JAPANデビュー』」のことについて、またしても、絶対に許せない、刑事罰にしてしかるべ...

 | HOME | 

 
プロフィール

愚慫

Author:愚慫
“愚樵”改め“愚慫”と名乗ることにしました。

「空論」は相変わらずです (^_^)

      

最近の記事+コメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

QRコード
QRコード