愚慫空論

今日で『ちりとてちん』最終回

...野辺へ出てまいりますと春先のことで、
空には雲雀がピーチクパーチク、ピーチクパーチクさえずって
下にはれんげ、たんぽぽの花盛り
陽炎がこう燃えたちまして
遠山にすうーっと霞の帯を引いたよう
麦が青々と伸びて、菜種の花が彩っていようかという本陽気
やかましゅ~言うてやってまいります、その道中の陽気なこと!

『ちりとてちん』で繰り返し流されたこのせりふを夢のなかで聞いたところで、今朝は目が覚めた。今日は『ちりとてちん』の最終回。今、この原稿を書いている時点ではまだ最終回は視ていないし、今日はこれから仕事に出かけるから、視られるのは帰ってきてからになる。仕事から帰ってきて最終回を視てから書けばいいものを、仕事へ出かける前のわずかな時間を割いても、今、どうしても書きたくなった。『愛宕山』のせいふが頭の中に浮かんできてしまった所為だ。

昨日の放送は、大ドンデン返しだった。貫地谷しほり演じる徒然亭若狭(B子)が落語を辞めると宣言。和久井映見演じるおかあちゃんに向かってB子が大阪に出かける前に吐いたせりふ

「おかあちゃんみたいに、なりたくないの!」

をおかあちゃんに改めて誤り、訂正し、

「わたし、おかあちゃんみたいになりたい...」

と言った。ここがこのドラマのキモだったわけなんだね。B子の落語修行物語りも、若狭塗り箸を巡るテンヤワンヤも、みな、ここのための彩りだったんだ。

「母性の復権」。ひとことでいってしまうとつまらんけど、そういうことか。でも最近、この「母性の復権」が、日本の社会を底を流れる大きな潮流になっているような気がする。勝ち組負け組みに二分され、格差社会に翻弄される若者たちが「自分探し」に彷徨う。その結果、見つけるのが「平凡な日常」。こういう「答え」をあちこちで見かけるような気がする。私は当然、この「答え」に賛成だ。

さて、続きは最終回の放送を見てから。今夜、追加をアップします。アップするつもり。

*****

3月30日追記:

昨日アップするつもりだったんだけど、昨夜は眠気に勝てず、あっさり断念。7時前には就寝しました。続きは新しいエントリーにて。

コメント

「母性の復権」ですか?

またまたまたまたまた、挑発しようとして(笑)
とりあえず、TBしときます。

http://dr-stonefly.at.webry.info/200803/article_12.html

そうです

「母性の復権」ってテーマは、私がブログでいろいろ書く中でも、メインといっていいようなテーマなんですよね。あまり表立っては書いてませんけど(書いてないというより、書けないんですけどね。筆力がないから)。9条の話なんかも、突き詰めればここへ行きます。

とどのつまり、日本という国は母性の国、そして子供の国だと思うんです。社会の表層の仕組みは経済グローバル化の流れの中で父性原理的なものに支配されてしまいましたが、そう簡単に長く培ってきた母性原理優勢の日本人の深層意識が変るはずもなく、母性原理と父性原理の相克が今の日本社会の病理の原因なのではいかと、そう思っているわけです。

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