愚慫空論

国のかたち(2)

>長くなりそうです。この続きは改めて。

と、前エントリーの最後に書いた「長くなりそう」は、更新の間隔のつもりではなかったのですが。更新が滞って、もう2週間になってしまいました...(;^_^A

現代はそれでなくても変化の速い世の中になってしまっていますが、とりわけリーマン・ブラザーズ破綻以降の流れの速いこと。アメリカがまもなく立ちゆかなくなることは容易に予想できることですが、世界最大の企業であるGMを含むビッグ3が、こんなにも早いギブアップを自ら宣言するとは思ってませんでした。


米ビッグ3首脳、2兆円融資訴え 議会公聴会

 経営危機に直面しているゼネラル・モーターズ(GM)など米自動車大手3社の経営トップが18日、米議会の公聴会で窮状を訴え、生き残りには少なくとも250億ドル(約2兆4千億円)の政府緊急融資が欠かせないとした。

 米議会は自動車業界の資金繰りを助ける政府融資250億ドルの救済法案を審議している。上院の銀行住宅都市委員会がGMのワゴナー、フォード・モーターのムラーリー、クライスラーのナーデリの各最高経営責任者(CEO)らを呼び、公聴会を開いた。

 10月の販売台数が前年同月比で37%も急落したクライスラーは、さまざまな現金支払いに「毎月約40億~50億ドルが必要。融資支援がなければ、流動性(手元の資金)が業務継続に必要な水準を下回る可能性もある」と説明。GMのワゴナーCEOは「業界が破綻(はたん)したら最初の1年間で300万人の雇用が失われる。コスト的には政府支援をはるかに上回る規模で、打撃が経済全体に波及する」と語った。

 業績悪化を背景に3社の手元資金は、年間推計でクライスラーが約50億ドル、GMが約150億ドル、フォードが約140億~170億ドルの減少という。 (http://www.asahi.com/international/update/1119/TKY200811190056.html)

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国のかたち(1)

今日は気分を変えて、ですます調で。

ここで言いたい「国のかたち」とは、統治機構の法体系といったもののことではありません。そういった表に出ていて明文化された国家としての体裁のことではなくて、国という枠組みの中で暮らす人々――国民――が暗黙のうちに了解しているもの。私が言いたい「国のかたち」とは、そうした曖昧模糊としたもののことです。

曖昧模糊としているが、そこを敢えて言葉にして表現してみますと、まず浮かぶのは【アイデンティティ】という言葉でしょうか。自分が所属しているという意識を持つことによって、自分が自分であることを確認する拠り所となるもの。

しかし、【アイデンティティ】だけでは不足だと感じています。もともと曖昧模糊としたものなのだから、それを【アイデンティティ】だけで代表させてしまうのは無理があるのだけれども、そういう意味だけではなくて、【アイデンティティ】が意識されクローズアップされるのなら、同時にあるものが意識されなければバランスを崩す――そんな意味で、ある言葉が見逃されているという気がしている。そして、その言葉は、【和解】ではないかと思っています。

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9条が再び国民に選択される日

アメリカの大統領選挙は民主党オバマが勝利した、と伝えられた。

これは凄いことだと思う。私はアメリカという国を肌で感じたことはない。それでも、たとえ本などから得た知識であっても、アメリカのことを少し知っていれば、肌の色の黒い者が国のトップになることが、どれほど凄いことなのか、想像はつく。「アメリカの民主主義の底力だ」と評する向きもあって、その真価が問われるのはこれからだろうと言いたい気持ちはあるが、まあ、でも、今だけは素直に私も喜びたい。

それにしても、伝えられているアメリカ国民の表情は嬉しそうだ。うらやましいと思うくらい。もちろん、陰では、この結果を喜んでいない者も多数いるだろう。選挙結果はオバマ大勝利だけれども、これは小選挙区効果のようなもので、得票率ではさほど差はなかったとも聞く。やはりブラッドリー効果は出たらしい。そういう意味でも「アメリカの民主主義の真価」はこれから問われると思うし、前途多難だろうとけれども、それでも、変革の第一歩を踏み出したことは間違いない。


アメリカ大統領選挙にこうした感想を持ちながら、日本でこの選挙に比肩するような出来事が起こるとしたら、どういったことが相当するだろうと考えた。

日本でも民主党が政権奪取を目指して動いている。私もそれに期待している。が、民主党が衆院選で勝利し、小沢一郎内閣総理大臣が誕生したとしても、たぶん、アメリカ人のようには喜べないだろうと思う。黒人たちの喜びようとは、比較になるまい。「日本の民主主義の底力だ」といって胸を張れるようには感じられない。

そこはやはり、「9条が再び国民に選択される日」だ。前途多難なのも同じ。選択したら、オバマではないが「私たちにはできる」と自分自身に言い聞かせて、困難な道を前へ進むしかないだろう。それはわかっていても、「その選択」をしたいものだと心から思う。喜びと希望は、明日への行動力となる。それらを欲しいと思うし、それらを手にしたアメリカ国民をうらやましく思う。


(日本国民は、まだ一度も憲法を選択していないだろう、という突っ込みはあるだろうけど、それは勘弁して欲しい。)

経済についての粗雑な理解 その2

ほとんど前回と同じような内容なのだが。

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“愚樵”改め“愚慫”と名乗ることにしました。

「空論」は相変わらずです (^_^)

      

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