愚慫空論

「理想の力」(1)

タイトルの「理想の力」という言葉は、先日お会いする機会に恵まれた伊勢崎賢治さんの口から発せられた言葉。この言葉を聞いたのは伊勢崎さんの講演の中ではなくて、講演終了後の懇親会の席でだったと記憶している(部外者である私を、そのような身内の席に招き入れてくださったお玉さんをはじめ、神戸市北区の9条の会の方々に感謝します)。

なぜ伊勢崎さんからこのような言葉が発せられることになったのか、それは、なぜ伊勢崎さんは護憲派なのか、という問いが発せられたことへの回答としてだった。この問いは至極もっともな問いで、伊勢崎さんの主な経歴は軍事力を含む力を行使する権力者としての経歴であり、そうした経歴の持ち主がなぜ護憲なのか、護憲派でなくても疑問も思う。「理想の力」という答えはその疑問を打ち払うのに十分であるばかりか、実際に権力者として力を行使してきた者が発した言葉として、「理想の力」が単なる概念としてのものではなく現実の力として機能したことを言明するものでもあった。

(「理想の力」は“理想的な力”といった意味ではなく、“理想がもつ現実的な力”という意味合いで伊勢崎さんの口から出たのだと私は解釈している。)

続きを読む »

信頼が信用に解体される(3) -人間が変わったのではないか?

ここのところ、ブログの更新をサボっております(汗)。ブログの更新どころかいただいたコメントへのお返事すら怠っております(大汗)。にも関わらず、他所さんのブログにはコメントしたりしています(滝汗)...。

その理由はと申しますと、単に気が乗らなかっただけのことでございまして、言い訳の余地もないのですが。ま、気が向いたときにだけ向き合うことが出来るのが、リアルとは異なるブログコミュニケーションの特長ということで、ご容赦のほどを(開き直り)。

なお当エントリーは、『信頼が信用に解体される(1)』および『(2)』へいただいたコメントへのお返事も兼ねて、アップ致しました。

続きを読む »

信頼が信用に解体される(2)

前置きはなしで、図を見ていただきたい。

続きを読む »

信頼が信用に解体される(1)

確かTV東京系列の番組に『開運、なんでも鑑定団』という娯楽番組があった。いや、つい“あった”と書いてしまったが、これは私が最近はまったく視なくなったので。正確には、“『開運、なんでも鑑定団』という娯楽番組がある”。長らく続いている番組だし、視聴率もそれなりにあるのだろう。ご存知の方も多いと思う。

私自身はこの番組を見なくなってから久しいが、いつかブログのネタにこの番組は取り上げてやろうと思っていた。様々な人が番組に持ち込んでくる“お宝”を“鑑定”するという行為がなぜ大衆の娯楽になるのか、“お宝鑑定”を娯楽として受け入れる大衆心理と「近代」という思潮との間には深い関連性があると感じていたので。今回そのネタを「信頼と信用」という切り口で料理してみたいと思う。

続きを読む »

 | HOME | 

 
プロフィール

Author:愚慫
“愚樵”改め“愚慫”と名乗ることにしました。

「空論」は相変わらずです (^_^)

      

最近の記事+コメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

QRコード
QRコード