愚慫空論

言葉の根っこ

ある言葉が発せられるとき、そこには必ずなんらかの理由がある。言葉には根っこがある。しかし、言葉は発せられた瞬間にその根っこから切り離される。相手に届くのは根っこから切り離された言葉のみ。言葉を受け取った者は、その言葉を自分の根っこに結びつける。同じ言葉でも発した者と受け取った者の根っこは同じということはまずありえないから、言葉によるコミュニケーションはどうしても食い違いが生じざるを得ないものになる。

また、「レッテルを貼る」と表現される行為がある。この行為は、言葉が根っこから切り離されてしまうことから為される行為――ある者から発せられた言葉の根っこを、他人が勝手に決め付けてしまう行為で、普通はよくないと思われている行為だ。

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よかった

今朝、一番に確認したニュースは、昨日の山口2区衆院補欠選挙の結果。

民主党平岡氏が勝利

よかった。安堵した。嬉しいわけではないけど、安堵した。
これでもかというくらい自公政権の悪政を見せつけられて、それでもまだ自公が勝利するようだったらどうしようと心配していた。


さて、自公は30日に暫定税率を復活させるというが(笑)。笑い事ではないんだけれども。

ズル休み

今日はいつにもまして清々しい朝だった。昨日雨が降って、今日は気持ちよく晴れ上がってので清々しいのだけれど、それに加えて今日は仕事はお休み。それも、ズル休みだ。清々しいことこの上ない。

いつも一緒に作業をしているみんなは、今日は仕事に出ている。天気がいいからね。でも、私は休み。ズル休み。ズル休みといっても、ちゃ~んと断ってあるから無断欠勤ではない。だから本当はズル休みではないんだけど、やっぱりみなが仕事を出ているのに私ひとり休むのはちょっと罪悪感がある。だから気分としてはズル休み。ズル休みだからこそ、清々しい\(≧▽≦)丿

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ヒトは人間かケモノか

TBいただいたとむ丸さんの記事に、「児やらい」という考えが紹介されていた。

乳幼児の死亡率が異常に高かった時代、育てる、と決めた子を、産みの親ばかりか名付け親、拾い親等々いろいろな大人が手をかけ、気をかけて、「7歳までは神のうち」というように、いつ忽然とこの世から消え去るか分からない子どもを、大切に育てた。

 そんな大事だいじに育てた子どもも、時期が来たら追い立てるようにして突き放す。これが「児やらい」だ。

こうした記事を拝見すると、ブログってのは本当にありがたいものだと思う。これはたまたまだが、「児やらい」という考えは私にとってはミッシングリングだった。そのミッシングリングがTBという形でアチラからやってくる。これは集合知っていうのとは違うのかな? 

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護民官

欧米の新聞などには、***** tribune (~ トリビューン)などと名乗るものが多いが、このトリビューンの語源がトリブヌス・プレビス、すなわち古代ローマ時代の護民官という公職であった。護民官の職務は読んで字のごとく、民(平民=プレブス)を保護すること。貴族から選出される執行官(コンスル)に対抗して平民を守るために創設された、と昔、歴史の授業で習った覚えがある。

こんなことを不意に思い出したのは、とあるニュースがきっかけ。そのニュースとは、関西地方で毎日毎日うんざりするほど垂れ流される私がキライな元弁護士知事のニュースなのだが

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共感と共有をイコールにしてはダメ

昨日、嬉しいTBを頂いた。朝、TBが入っているのを見てからエントリーを拝見し、半日考えて昨日の夜、TB元にコメントをした。それからまた一日考えて、今、このエントリーを書いている...。

嬉しかったそのエントリーは、「ひねもすたのた」の『ブログで討論する』というエントリー。私はそこで管理人のえあしゃさんと討論を行った。NHKの朝ドラ『ちりとてちん』の解釈を巡って、母性を巡っての討論。その討論をえあしゃさんは“きつかった”と書いておられる...。

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貨幣経済への疑義――争うための経済

私は貨幣というものに対して疑義を抱く人間である。この疑義をいつごろから持つようになったのか? 漠然とした疑いはずっと以前から持っていた。貨幣に対する疑義を自分なりに表明してみたい、と考えたことがブログをはじめる動機のひとつだった。最初にブログをはじめたのは『はてな』だったが、ここではじめたとき、「自然のルールの人間の都合」などというカテゴリーを設けたりした。「人間の都合」とは、法なんかもそうだが、主対象と考えたのは貨幣だった。

漠然とだった疑義も、今では私のなかでかなり明確な形をとるようになっている。ここに至るにはさまざまなところで勉強させていただいたが、大きく影響を受けたのは、ブログでは晴耕雨読さん。書物では『エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」 』と、今から紹介する『貨幣の思想史―お金について考えた人びと』(内山節著)である。

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『靖国』

靖国は聖地である。まぎれもなく。

こうした発言には、そうだ! その通りだ! と諸手を挙げて賛成する人と、不快感を感じてしまう人と、大まかにいって2種類に分類されるように思う。特にブログ界、それも政治をテーマに取り上げる場所の近くに生息していると、そのように感じる。もちろん、世の中には何の感興も感じない無関心な人が多いのだろうけど。

常々不思議に思うのは、不快感を感じてしまう側の方。いえ、私自身に靖国信仰はありませんよ。靖国=聖地論に肩入れする人々には不快感を催させられることが多い感覚をもった人間です。しかしながら、靖国=聖地論そのものには、エルサレム=聖地論、メッカ=聖地論に何の疑問も感じないのと同様、取り立てて疑問は感じない。キリスト教徒やイスラム教徒が存在するのと同様、靖国教徒もこの世には紛れもなく存在していて、その人たちが靖国を聖地と見做すことに関してはなんの疑問も感じない。

ただ問題なのは、靖国教徒と反靖国教徒とが同じ社会で暮らしているということ。これが私たちにとってのキリスト教・イスラム教というのなら、日本にも少なからずクリスチャンやムスリムが居るにしても、大して影響はない。でも、こちらはそうはいかない。スンニ派とシーア派に分裂しているイラクほどではないにせよ、いろいろと問題を引き起こす。

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ベーシックインカムと「仕事」

ベーシックインカムについては、前にも一度、ごく粗雑な文章を書いたことがある。

ベーシックインカム(Basic Income:BI)とは、「すべての個人に、無条件かつ普遍的に、生存を可能にする基本的必要を満たすと同時に生産=表現の自由を行使しうるだけの一定額の所得を給付する」所得保障の制度であり、社会構想である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ブログ界隈でも、何度か取り上げられるのを目にしている。記憶にあるのは

404 Blog Not Found:ベーシック・インカムに賛成するのに十分なたった一つの理由
天木直人のブログ:基本所得が保障される社会
志村建世のブログ:ワーキングプアは自己責任か

くらいだが、ベーシックインカムで検索をかけてみると、ほかでもいろいろと取り上げられているのがわかる。いろいろといっても、わずかでしかないが。

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やっぱりね

こうした報道が出てきました。

補選の山口で露骨な脅しと兵糧攻め

4月7日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 

道路事業すべて凍結
 ガソリンの暫定税率が廃止された4月1日から、全国で次々と道路工事がストップしている。
「だって税金が入らないんだから仕方ないでしょ。続行してほしいのなら、与党の再議決に賛成したらいいじゃん。文句は民主党に言って」というのが国交省の態度だ。
 その結果、47都道府県の7割が今年度の新規道路事業を一部凍結したり、入札決定を保留する中、なんともロコツなのが山口県のケースだ。27日の山口2区の衆院補選をニラんで、全事業をストップさせてしまった。

・・・・・・

「必要な道路予算は捻出しようと思えばやれる。でも27日の山口2区補選が、ガソリン税の再議決攻防をめぐる天王山に位置づけられているから、ここで締め上げて言うことを聞かそうというのが福田政権と国交省の魂胆なのです」(野党関係者)
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080407-00000007-gen-ent)

そりゃ、発言してるのは野党関係者だから、敵のことは悪く言うだろう。報道してるのも日刊ゲンダイだ。でも、信憑性はあると思いますよ。

私は、36道府県で予算執行が停止されたのは、前参院選で民主党を選択した国民に対する“おしおき”ではないかとすら思っている...。一人区が軒並み民主党だったから、ね。

こうした争い・混乱でいつもいつも泣きをみるのが弱者。こればっかりは世の常ではあるんだけど、もう、いい加減なんとかならないものか?

脅迫?

「道路事業」凍結は36道府県…総務省が対応状況まとめる

 総務省は4日、ガソリン税などの暫定税率期限切れを受けた全国の都道府県の対応状況をまとめた。

 36道府県が道路事業などを凍結しており、このうち、宮城、山形、栃木、石川、三重、京都、福岡の7府県は、福祉予算などの一部を含む経常的経費も凍結するなど、地方の混乱は広がっている。

 読売新聞が1日に行った調査では32道府県が凍結する考えを示していた。総務省調査では、32道府県に加え、埼玉、富山、岐阜、徳島、高知県が凍結と回答した。読売の調査に凍結方針としていた福井県は、総務省調査では「検討中」と回答した。

 総務省の調査では、36道府県のうち、道路のみ凍結が25道県、「道路プラス公共事業の一部」が青森、広島、山口、佐賀の4県、さらに経常的経費の一部も凍結するのが7府県だった。
(2008年4月4日22時23分  読売新聞)


妙な話ではないのか? 暫定税率の廃止は暫定的に決まっただけなのに。

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わくわく氏をどう扱いましょうかね...

すっかりわが愚樵空論の住人となられたわくわく氏なんですが。多数コメントを寄せていただいて、エントリーをアップする者にとってはありがたい存在ではあるのですが、残念ながらありがたくない面も多々おありの方で、私も正直なところ、対処には少々困っております。ホント、どうしたものか...。

いろいろと考えた末、思い至ったのは、ええい、いっそのこと、少数だが間違いなくいらっしゃるらしいわが愚樵空論の読者の方々に、どうしたものかとお尋ねしてみようということ。それで、当エントリーをアップした次第です。

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そして日本国憲法9条

前回のエントリーには、いろいろとご意見をいただきました。ありがとうございます。個別にコメント欄で返事を差し上げようかとも思いましたが、新たなエントリーを立てて総括的にお答えさせていただくことにします。というのも、前回のエントリーはある意味未完成のものだったから。私の「母性の復権」の話は、憲法9条にまで行き着かなければ終わりになりません。

『ちりとてちん』というドラマにどんな感想を抱くか。それはひとそれぞれであり、これが正解というようなものがないことは言うまでもありません。主人公のB子が主役の座を自ら降りたことを、私のように肯定的に捉えるものもいればおかしいと感じる人もいるでしょう。どう感じようと、それは自由だから構わないのです。皆、ひとりひとりがそれぞれの価値観に基づいて、ドラマから感じたことを語ればいいのですから。

私は『ちりとてちん』のドラマを私の価値観に基づいて読解するに当たって、「母性」という言葉を用いました。しかしこれは、『ちりとてちん』のストーリーに沿って「母性」を定義付けしたいと意図したのではありません。『ちりとてちん』に託して私自身の価値観を語るについて、その価値観を象徴する言葉として「母性」という言葉を使用しただけのことです。とはいえ、この言葉を使用する前提として私の中に「母性」という言葉についての私なりの定義があったことは間違いありません。

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プロフィール

Author:愚慫
“愚樵”改め“愚慫”と名乗ることにしました。

「空論」は相変わらずです (^_^)

      

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